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2023年6月号

2023年6月号(Vol.321)ダウンロード

2023年6月号1-8面

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2023年6月号2-3面

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2023年6月号4-5面

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2023年6月号6-7面

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2023年6月号1面

高まる生前整理・遺品整理のニーズ

家財整理の現場を小紙記者が体験レポート

生前整理や遺品整理をどこに頼んだらいいのだろう…そんな悩みを持つ方は多いのではないだろうか。個人では到底できない大量の不用品処分を業者に依頼する人も増えているそうだ。そこで、実際に家財整理を行った小紙記者が、見積りから当日の作業、かかった費用までをレポートする。

先月、高齢者施設に入居した知人から家財整理を頼まれた。独居だった賃貸マンションには大きなタンスやベッドなどプロでないと運び出せない家具類、押し入れや戸棚には、古い食器や壊れた家電、古着など不用品がぎっしりだった。
いったい何から始めたらいいのかと悩んでいたところ、知り合いからある業者を紹介してもらった。その業者は愛知県に本社があり関東でも広範囲にわたって不用品整理などを展開。介護業界と連携し高齢者に寄り添いながら家財整理を手伝っているという。千葉市内は美浜区に拠点があるとのことで、早速見積りを依頼してみた。
 
供養してほしい物
 
気にかけていたのは遺影や仏壇、数々の仏具。これらは供養してから処分してほしかったので、供養料として別料金が発生しても仕方がないと思っていた。そもそも供養も引き受けてくれるのだろうかと心配だった。

また、家電の廃棄料や大型家具など、処分費用のオプション料があった場合はいくら加算されるのか見当もつかない。 この点を最初に確認すると、供養料も家電リサイクル料もすべて料金内とのことだった。

その場で金額決定

見積りに来たのは礼儀正しい男性スタッフ。テキパキと室内を確認した後に料金形態を説明し約20分で見積り金額が決定した。家財量から作業時間が4時間と推測、使用するのは2tトラックを2台で約24万円。追加料金なし、全て込みの金額だ。ちなみに3年以内の家電製品は状態によっては買い取りも可能、当日作業代から引いてくれるそう。

正式にお願いするとその場で1週間後の予約が取れた。そしてその日のうちにメールで契約書が送られてきた。費用や注意点などは口頭だけでなく紙で残されるので安心できた。

料金を比べてみると

料金形態は荷物量や作業量で変動する。住居の場所や、集合住宅の場合は、エレベーターまでの距離、搬出の際のトラックまでの距離などで料金が変わってくるという。以前、あるサイトで部屋の広さから見積りしてもらったところ20~30万円、格安サービスのマッチングサイトでは17~20万円だった。一見安いようだがこれは基本料のみのところも多く、家電の廃棄料、仏壇・仏具などの供養料、清掃料、その他のオプション料金が追加される。そのため今回のようなケースでは、すべて込みになっているこの業者のほうが安上がりだったと思う。さらに運び出した後の簡単な掃除まで料金内だった。

賃貸物件の注意点

見積もりの際に「お風呂の蓋や換気扇は残しますか?」などと、マンションの付帯設備の可能性のあるものに気づいてくれたのも高評価につながる。
管理会社に確認すると風呂の蓋は備え付けだったので、処分してしまったら弁償しなければならず、反対に備品だと思っていた換気扇や湯沸かし器は撤去してもらわなかったら後日、管理組合から撤去費用を請求され想定外の出費となるところだった。

貴重品が出てきたら

ほかにも気がかりな点は、作業の際に貴重品が出てきても気が付かれずに捨てられてしまうかもしれないことだった。
確認したところ、当日その場で一つ一つ分類しながら進めていくとのこと。金銭や貴重品、価値があると思われるものが出てきた場合は所定の箱に入れ、依頼者に返すよう徹底されていた。
家財整理の際に探し物を頼まれることもあるという。形見の指輪や権利書など大切なものが思いがけない場所から出てきて感謝されることもあるそうだ。

8割以上リサイクル

この仕事を始めて5年目を迎えるという安藤侃杜さん(29)ほか若いスタッフ2名が今回の家財整理を担当してくれた。
見積り時に決めた捨てるもの、残すものを再度確認し、作業開始。何箱もの段ボールに紙、プラスチック、家電などを手際よく分類しながら詰めていく。これはリサイクルのために必要な作業だという。
再利用できるものは、海外でのリユースへ回したり、ボランティア団体に寄付したり、できるだけゴミを出さない取り組みを実施し、その結果8割以上がリサイクルされているそうだ。

立ち合いが必要なのは最初と最後だけ。開始から3時間半後、終了の電話をもらい再び現場へ。きれいに片付いた室内に残留物がないことを確認し書類にサイン。そして精算、終了。作業の際に見つけてくれた小銭や貴重品を受け取ったので後日、所有者本人に渡すと何点か思い出の品もあったようで喜んでいた。

悪質な業者に注意

家財整理は資格不要で請け負えるためニーズが増えるに伴って、新たに参入する企業や個人も多くなったと安藤さん。「通常の倍以上の見積りを出したり、当日に高額な請求をしたり、当日来なかったりと、いい加減な業者もいます。トラブルを避けるためにも相見積りは大事です。口頭だけではなく見積りを書面で残してくれることも確認して、信頼できる業者を選んでください」と話していた。

生前整理をする理由

昨今、生前整理をする人が増えていることについて、今回依頼した㈱クオーレの取締役、本田啓夫さんに話を聞いた。「生きている間に不要な家財を処分し、すっきりとした環境で余生を暮らす方が増えています。より衛生的な生活になり心と体にも良いのではないでしょうか。また、ご本人のためだけでなくお子さんに迷惑をかけたくないという思いもあるようです。大量の所有物をどうするか、生きている間に自分で決めて実行に移せることも生前整理のメリットです」。

生きている限り物は増え続けていく。残りの人生を安心して過ごすための新たな選択肢の一つが生前整理なのだ。私にとって今回の一連の作業と取材は、実家や自宅にあふれている物の行く末について、真剣に考える貴重な機会となった。

【取材協力】
家財整理・不用品整理クオーレ ℡0120-923-225


2023年6月号4面

新連載 千葉一族盛衰記

長い歴史と、東北から九州まで広がる千葉一族の活躍フィールド

歴史噺家 けやき家こもん


第一話「はじめに」

稲毛新聞をお読みいただいている方でしたら、亥鼻の千葉市立郷土博物館の前にある騎馬武者の像をご覧になられた方も多いのではないでしょうか。

博物館の斜め上の空を切り裂かんとつがえられた矢
の張り詰めた様が、時を止めているようです。馬上の人物は千葉常胤公。千葉一族中興の祖とうたわれた御仁です。

2022年のNHK大河「鎌倉殿の13人」にも幾度となく登場した常胤公は、鎌倉幕府成立に大いに貢献したことでも知られています。

源頼朝公に「師父」と呼ばれ慕われた常胤公ではありましたが、先述の大河では扱いが頑固な坂東武者のおじいちゃんの域を出ず、私としては少々残念でした。

この連載は、常胤公をはじめとする「千葉一族の人物たち」とそのゆかりの土地を紹介しつつ、千葉一族の勃興から滅亡までを概観していきます。

さらに紙面がゆるせば、東北から九州へ広がった千葉一族の「支流の皆さまのエピソード」についても紹介していきたいと考えています。

次回はなんと、一気に桓武天皇にまでさかのぼります。桓武天皇といえば、平城京から長岡京へ遷都し、最終的に都を平安京へ定めた人物として有名な、天平生まれの天皇です。「鳴くよ(794)うぐいす平安京」で、平安時代のはじまりの年を覚えた記憶があるならば、そのあとに「桓武天皇、都と定む」と続けて覚えると、ちょっとだけ知識が深まります。実はこの桓武天皇が、千葉一族の元となる「桓武平氏」の「祖の祖」なのです。
それでは次回、平安時代は桓武天皇の御代にお会いしましょう。

【著者プロフィール】 
昭和46年佐倉市生まれ。郷土史や伝説をわかりやすく、楽しく伝える目的で、落語調で歴史を語る「歴史噺家」として活動。著書に「佐倉市域の歴史と伝説」がある。

2023年6月号5面〜8面

随筆 
儀ちゃんと五月の思い出
吉成庸子


五月というのはステキな季節だ。ゴールデンウィークはあるし、空は澄んで太陽は優しくそそいでくれるし、なにしろ風がさわやか。

儀ちゃんが他界してからは五月のお休みも旅行とかの企画もなく、まじめに原稿を書こうと、グリーンタワーで過ごさせてもらう。でも、現実は何人かの友人が遊びに来てくれるので、食事やおしゃべりであっという間に楽しく一日が過ぎてしまうので、原稿なんて進まない。ほんと根性の無い人間だと思う。 夜一人になった時、儀ちゃんが健在だったら、今頃は養老渓谷でゆっくりお酒を飲みながら、儀ちゃんと話す事を聞いていたなあ…なんてふと考えた。

そう、先月にちょっと書いたけど、儀ちゃんは滝見苑という養老渓谷の女将さんが初恋の人にそっくりだと、休みと言えば、行っていた。日頃はめったに二人で話す時間はなかったけど、滝見苑ではよく話をした、一方的に儀ちゃんが話すだけだけど。

茂原の農学校に進学するつもりだったが、末っ子の儀ちゃんに「儀は頭が悪くない。勉強もよくしている。銚子商業に入れよう」と長兄が言い出し銚子商業を受験する事となった。当時、千葉県内に商業は一校しかなく、県内の人は皆、銚子商業へ集っていた。かなり難しい話だったが、合格出来た。当時の新聞に載り、学校の先生や両親にずいぶん褒められたと儀ちゃんはよく話していたものだ。

だけど通学は大変だったそうだ。小見川駅まで電車に乗るまでに二時間もあぜ道を自転車で走る。五時半に家を出るのだが、冬などは本当につらかったそうだ。小見川からは汽車。帰りの汽車は一台逃すと帰宅が八時過ぎになってしまうので、最後の授業の時、わからないようにゲートルを巻き直しているのを先生に見つかり、ビンタをくらったことがあったという。

当時はデートするどころか、若い者が男女二人で歩くこともなかなか難しい時代。儀ちゃんは一つ下の女学生のセーラー服に恋心を抱き、文通することに成功。文通は続いていったが、二人で会うなんて出来なかったそうだ。そんな状態で何年かが過ぎ、儀ちゃんは卒業した。世の中は戦争に突入していた。
予科練に入った儀ちゃんは、やがて特攻要員に選ばれた。国のために命を捧げるのは幸せな事とあの頃は本気で思っていたと、儀ちゃんは何度も言い、教育の大切さを感じるとも語っていた。

入隊の日、村の人が集まり皆で駅まで見送りに来てくれた。儀ちゃんは「行って参ります」とご挨拶して、汽車に乗ってからホームを見ると、柱の陰に初恋の人が見送ってくれていた。嬉しかった儀ちゃんは心の中で永遠の別れを告げたという。そして現在の秋田空港できつい訓練を繰り返し、飛び立たないうちに終戦。儀ちゃんは生きて帰ったのだ。きっと儀ちゃんの初恋は彼にとっては、たった一回の恋だったのかもしれない。

私との結婚…まあ、お互いに慣れ合いみたいなものだと思っているんじゃない。私の父も銚子商業の出身。その縁で、古い知り合いだったけど、一度も結婚相手になんて、私、考えてもいなかったもの。人生って不思議だね。


6面

先月号のアンケート「4月の選挙に行きましたか?」

◎投票しました!
統一地方選挙、投票に行きました。市民の声を届ける最低限の機会であり、権利であるから(小仲台・田渕良子)。この先きちんと生活できるようにして下さる方に投票しました(幸町・佐々木綾子)。投票に行きました。国民の義務なので(園生・丸山宗男)。投票に行きました。これ迄一度も選挙に欠席したことはありません。その理由は次の3点です。①有権者としての権利の行使とその重み(自覚)②考え方や期待する政策が一致した候補者を応援するため③一人一人の一票の積み重ねが必ずや市政・県政・国政に対して直接・間接的に影響を及ぼすと思うから…です(稲毛東・小林忍)。大切な一人一票という大事な票です。今迄キケンした事はないです。我々の生活が住み良くなるかにかかっていますので応援した方に投じて来ました(高洲・近藤輝子)。国民の生活はやはり政治次第です。自分が一票を投じることで社会が少しでも良い方向に向いてくれることを信じ、それにより自分自身が社会に自信を持って生きれるからです(あやめ台・杉崎勝)。夫婦で投票に行きました。投票は国民の権利であると同時に民意を表示する大事な行使でもある。民主主義の根幹である。結婚以来欠かさず私は選挙には投票しています(浜野・柳澤範光)。国民主権とはいえ民意を反映させることができる方法はやはり選挙しかないと思うからです。民主主義は何かをしないと現状が変わらないので投票には行きたいと思います(稲毛東・もち太郎)。国民の声を反映するのは選挙だと思うから(高浜・荒井まりこ)。投票は必ず毎回行っています。国民の重要な権利を放棄する人の考えがわかりません。中国やロシアの強権国家の人々のように自由が束縛されてもいいのでしょうか。日本人の自由ぼけを何とかしたいものです。投票は必ず行きましょう。民主主義の基本です(六方・泉谷正誼)。政治に不満多けれど棄権をしたら何も変わらぬ(あやめ台・藤原健次)。昔から社民党を応援していましたので継続中です。残念ながら候補者がいないケースもあります(千城台東・寺本勝)。期日前投票に行きました。便利です。理由は自分で選んだこの人なら議員になって自分の為ではなくみんなの生活安定を考え本気に活動して実現してほしい。期待!(高洲・戸沢恵子)。階段の手すりがないと上り下りが出来ないので小学校の投票場は無理と思ったが出かけました。係の方が親切に腕を貸して下さり無事投票出来ました(小仲台・宮本サヨ子)。「どうせ一票では変わらない」「どこに入れても大差ない」ではなく我々の生活は自分の期待(希望)を意思表示するべきである。もし投票率が100%近くになったら異なる結果になるかも知れないと思う(高洲・武田克敏)。投票に行きました。理由は国民の義務だからです(高洲・市川豊和)。投票に行った。ただ批判ばかりして政治の進行を邪魔する勢力を増やさないため(稲毛海岸・成田節雄)。期日前投票を毎回実行している。理由は党派や候補者の人柄などで殆ど決めることができるので迷わない。近所のスーパーやコミュニティセンターで簡単に事前投票できるので気軽に済ませている。
投票率の低さには腹が立つが納税だけで満足している若者には「もったいない」と諭してあげたい。海外勤務が長かったので不在者投票も満足に出来なかったから家内共々選挙は大切にしている。開票速報にも注意を払っている(高洲・大内健司)。民主主義の基本は選挙・投票なので必ず投票に行くようにしています。最近は都合の良い日時に行ける期日前投票が便利なので利用しています(園生・関直安)。投票に行きました。投票権がある以上、投票するのは国民の義務と権利だと思うからです(高洲・原國臣)行きました。有権者として大切な一票与えられてるのだから行かないのはもったいない(高洲・原隆子)。投票は国民の義務だと思いますので行ってきました(八千代・牧けい子)。必ず行きます。利害に関係なく人々に未来の展望、現在への希望、遠慮なく話せればすばらしいと思います(検見川・荒木昭治)。投票には必ず行きますが防衛費を増やすとか現在の政党に不満があり、一般人を犠牲にする戦争に巻き込まれないことを祈りながら(千城台東・渡弘子)。私の権利は僅か一票ですが一票も集まれば市や県の政治も動かせると思います。私は投票には必ず行くことにしています(船橋・渡辺孝幸)。行きました。少しでも住みやすい地域になるようにと思い(黒砂台・中村博之)。
◎棄権しました
これといった候補者が見つからず棄権しました(園生・関恵美子)。
※一部抜粋して掲載


日本の活性化、地方創生を目指す

 本紙4月号において紹介した「日本の活性化」を目指し農業・養殖を通じて地域の活性化を事業展開する株式会社Vitalize 千葉支社が去る5月5日(金)に千葉市若葉区で設立イベントを開催した。サツマイモの苗植えや自社で養殖したメダカのメダカすくい、千葉産食材を使用した食事会などで盛り上がった。
 当日は県内各地ほか東京、埼玉から70名ほどの方が来場、四街道市にある「千葉敬愛高等学校」でビジネスコンクール出場を目指している学生も、ビジネスについて学べる機会として運営をお手伝い。「人の笑顔を沢山見ることが出来て、自分も笑顔になれて最高でした。「元々起業には興味あったけど、今回のイベントを通して改めてやってみたいと思った」といった声もあった。今後は事業開発・雇用創出をすることで千葉県に若者を呼び込み『若者と高齢者のごちゃまぜのコミュニティづくり』を目指し、地方創生に力をいれる。


第59回南房総白浜海女まつり開催決定
海女の大夜泳に一般参加者募集中

コロナ禍で中止が続いていた南房総白浜の伝統的なまつりが今年、再開されることが決まった。
第59回「南房総白浜 海女まつり」、コラボレーション「復興支援イベントまるグル2023in南房総」が4年ぶりに開催される。開催日は2023年7月15日(土)、16日(日)。入場無料。 
 昭和39年に第1回目を開催、千葉県下最大の夜まつりであり地元の夏の風物詩となっている海女まつり。厳島神社のご神体弁財天に海の安全と豊穣の祈りを捧げると共に、海で犠牲になった人々へ供養の思いも込められたまつりだ。会場となる野島埼灯台前広場(南房総市白浜町白浜630)までは千葉市内から車で約2時間。当日はグルメ、フリマ、ステージ、海女の大夜泳、打ち上げ花火など多様な催し物が目白押し。

海女コスチュームで一緒に夜泳を!
一般参加者募集

7月15日(土)・16日(日)の両日に行われる、まつりのメイン「海女の大夜泳」では一般参加者を募集している。松明を掲げながら夜の港を泳ぐ幻想的なシーンに、本物の海女たちと一緒に参加できるという観光客にも人気のイベントだ。
当日参加も可能で、参加希望者は練習を行うため水着持参で13時半までに本部テントへ。参加者の安全を考慮し泳ぎのテストを行い、合格者のみ参加できるとしている。なお、不合格者や泳げない方も海女コスチュームを身にまとい、海女の列に加わり水際で松明を持つ係を担当できる。どちらにしろ、南房総の伝統的なまつりを体感できることは一生の思い出になること間違いなし。

白浜町在住の現役海女の一人、平野美乃さん(51)は、年々海女の数が減ってしまい一般参加者がいなければ、伝統的な「海女の大夜泳」は実現できなくなるかもしれないと話した。またコロナ禍の影響で応募者が減っているのだとか。「イベント成功のためにも一般の方がたくさん参加してくれることを期待しています。ぜひこの機会に海女デビューして、私たちと一緒におまつりを盛り上げましょう」と呼びかけた。

毎年、梅雨明けの時期と重なる海女まつり。過去には梅雨明けが延びて雨模様になる年もあった。4年ぶりの開催となった今年、晴れを祈らずにはいられないと運営側も特に熱が入っているようだ。

【問合せ先】
南房総市観光協会・℡0470・28・5307


「親子三大夏祭り」4年ぶりに開催

「親子三大夏祭り」は8月19日(土)・20日(日)の日程で開催決定。前回(2019年)には約36万人が来場したとのことで、4年ぶりの開催となる今年は特に大きな賑わいが予想される。
来場客の感染防止のため、会場となる中央公園や中心市街地では、物販や飲食などの出店を分散させるなど対策も行われるという。




7面
読者の声

●グミの季節
 
 友人の庭になったグミの実をおすそ分けしていただきました。甘酸っぱくて真っ赤なグミの実を食べると昭和20年代の子どものころを思い出します。よく山に行き、おやつ代わりにグミの実を集めたものです。
 数年前までは友人宅にお邪魔し、自分でグミの実を採らせてもらっていましたが、
最近は足が悪くなりそれも叶わなくなりました。実がなっているところを見たくて今回はグミの木の写真も送ってもらいました。とてもきれいです。
 最近はなかなか出歩くこともなく、独居で日々さびしい思いをしている私に、うれしいプレゼントでした。グミが好きな私のことをこの季節に思い出してくれるのは本当にありがたいです。子供時代に思いを馳せながら一つずつ大切に頂いています。
   (たーちゃん)

●小学校の運動会
 
 孫が通う小学校で運動会が開催されました。これまでコロナ禍で祖父祖母は招待されなかったので、今年初めて見に行くことができました。
 私は張り切ってお弁当をつくるつもりでしたが、なんと今の運動会は午前中だけお弁当は不要。人数が少なくなったせいでしょうか。または親の負担を減らすため?
 私たちの時代の運動会は、親戚中が見に来て、お昼はみんなでお弁当を囲んでと大イベントでした。そんな運動会が懐かしく思い出されました。
(あやめ台・ばあば)

●4年振りの旅行

 GWに4年振りに旅行に行って来ました。岡山、香川周辺に行ったのですが、コロナ終息ムードでたくさんの観光客で賑わっていました。新幹線は指定席が取れず自由席に乗ったのですが、通路に立っている人もいてゆっくり出来ない雰囲気でした。
座れなかった子供が駄々をこね始めると舌打ちする大人もいて空気が悪くなり、もう寝るしかなくなりました。香川でうどんを食べ、岡山では美観地区など楽しみましたが、マスクをしていない人も増えましたね。感染者数の報告も無くなりコロナがどうなっているか心配ですが人目を気にせず旅行や外食を楽しめるようになったのは良かったです。     (四街道・峰)

●地震への備え

 最近日本中で地震が多い。能登半島で震度6強があったのを皮切りに北海道から九州まであちらこちらで。千葉県でも木更津で震度5強がありました。地震大国日本でいったいどの位の人が地震に備えているでしょう。私は地震のニュースの度に備えの必要性を感じますが、なかなか実行に移せずにいます。食糧の備蓄もなければ、棚の上には物が積み重ねられています。古い家の耐震も心配です。
老い先そう長くはないとは思いますが地震災害であの世にいくのは悲しいので、この投稿を機にしっかり備えをしようと思います。
   (椿森・小嶋)

●読者の声への投稿はハガキ・FAX・メールで

【お詫び】5月初めに弊社のドメインに不具合が生じ、一時的にメールが不通、HPの閲覧もできなくなっておりましたが、5月17日に復旧いたしました。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。


稲スポ

注目のプロ野球独立リーグ新球団「千葉スカイセイラーズ」が市船ソウルの後押しで地元初開催で2連勝!

千葉県初のプロ野球独立リーグ「ベイサイドリーグ」の千葉スカイセイラーズは4月の開幕以降順調に各地で試合を消化しているが、5月26日、27日に球団本拠地でもある船橋市の船橋市民球場で初めて公式戦を行った。26日の初ナイターを勝利で飾った翌27日は土曜日ということもあり多くの観客が来場、地元開催を祝し松戸徹船橋市長や市立船橋高校出身で元読売ジャイアンツの林昌範氏、元メジャーリーガーイチローのモノマネ芸人ニッチロー氏が始球式などセレモニーに花を添えた。また市立船橋高校の吹奏楽部とダンス部が応援に駆け付け、映画や甲子園でも話題になった「市船ソウル」を披露した。
試合は地元千葉出身の入口が先発。既に2勝をあげ好調。3回に先制を許すが6回を投げ1失点の好投、打線は5回裏1死満塁から主砲吉村が逆転のタイムリー、続く6回にも平山がレフト前へ運び追加点、投げては救援陣が繋ぎ最終回は元侍ジャパン戦士の秋吉が締めて快勝。初の地元開催を2連勝で終え多くのファンの期待に応えた。今後も千葉県内各地で9月まで試合を行っていくが、何れは稲毛区の県営スポーツセンターにある聖地「天台球場」での開催を望みたい。


高校野球関東大会で県勢2校躍進!
 春季高校野球関東地区大会の決勝戦が5月28日横浜スタジアム(横浜市)で行われ千葉県から出場の木更津総合高校(木更津市)は群馬県の高崎健康福祉大学高崎高校に10―7で敗れたが見事準優勝に輝いた。同じく専修大学松戸高校(松戸市)も4強に進出する健闘を見せ両校とも夏に期待したい。

京葉チャリティゴルフ今年も開催
 今年で14回目を迎える京葉チャリティゴルフが、京葉カントリー倶楽部にて6月5日(月)に開催される。3月の予約開始後、160名の枠はすぐに埋まり、今年もキャンセル待ちが多いという。
 共催は京葉カントリー倶楽部フェローシップ・エチケット委員会とNPO法人にこにこ稲毛。毎年収益の一部を市内の福祉団体等に寄付している。


8面
市民ガイド


◎建築士のお仕事展(建築相談会)
建築・リフォーム・耐震・解体・空き家などお困りごとを気軽に相談できるイベント
お子様向けの工作ワークショップも開催
▼会期:2023年6月25日(日)10:00~16:00▼会場:そごう千葉店京成千葉駅前広場(JR千葉駅より徒歩1分、京成千葉駅改札出てすぐ)▼内容:建築相談会(新築・リフォーム相談など/相談無料)・防災グッズ展示や空き家対策の資料展示・身近な建築士の仕事紹介・市民参加型イベント(誰でもできる木片工作「木の板でコースターや名札を作ろう」参加無料)▼主催:千葉県建築士会千葉支部▼問合せ:(一社)千葉県建築士会℡043-202-2100

◎千葉市美術館
三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions 
三沢厚彦(みさわあつひこ/1961-)は動物を樟で彫り油絵具で彩色する「ANIMALS(アニマルズ)」シリーズで知られる日本を代表する彫刻家。京都で生まれ育ち、幼い頃から仏像や寺社に親しんだ三沢は東京藝術大学および同大学院で彫刻を学び、1990年代に流木などを寄せ集めて制作した「コロイドトンプ」シリーズで注目を浴びた。人間の想像力への関心から2000年より始められた「ANIMALS」では、動物のリアリティを追求していく革新的な造形が高く評価され全国で多くの人々を虜にしてきた。
▼会期:2023年6月10日(土)~ 9月10日(日)▼休室日:6月12日(月)・19日(月)・26日(月)・7月3日(月)・10日(月)・18日(火)・8月7日(月)・21日(月)・9月4日(月)※第1月曜日は全館休館▼観覧料:一般1,200円(960円)/大学生700円(560円)/小・中学生、高校生無料。障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料。( )内は前売券および市内在住65歳以上の料金。リピーター割引:本展チケット(有料)半券の提示で会期中2回目以降の観覧料が半額。※ナイトミュージアム割引:金・土曜日の18:00以降は観覧料が半額。※割引の併用不可※本展チケットで5階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」も観覧可。▼主催:千葉市美術館(千葉市中央区中央3-10-8)▼協力:西村画廊/アニマルハウス/山口製材株式会社▼問合せ先:℡043-221-2311

◎千葉県美術館
第2期コレクション展 絵葉書の時代2
葉書は1890年にドイツで考案され、たちまち欧州中に広まりました。当時、パリでは都市改造計画によって大都会が形成され、絵葉書からは、人々が都市生活を楽しむ様子が窺えます。「絵葉書の時代1」の展示資料を一部入れ替え、日本の絵葉書も併せて紹介します。
▼会期:2023年6月3日(土)~7月9日(日)▼入場料:第2期コレクション展共通券一般 300円(240円)/高・大生 150円(120円)※( )内は20名以上の団体料金/中学生以下・65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料▼場所:千葉県美術館(千葉市中央区中央港1丁目10番1号)▼問合せ:℡043-242-8311/FAX043-241-7880

◎ギャラリー古島
①第26回白亜会千葉支部展(油彩)
▼会期:2023年6月2日(金)~6月6日(火)
②生田宏司銅板画展
▼会期:2023年6月9日(金)~6月18日(日)
③涼・雅・粋展
▼会期:2023年6月23日(金)~7月5日(水)
※6月29日(木)休廊
▼場所:千葉市中央区春日2-25-11古島籐家具店
2階(JR西千葉駅西友側徒歩1分)
℡043-243-3313

◎千葉市地方卸売市場「市民感謝デー」
原則、毎月第2・第4土曜日に水産棟と関連棟にて開催。新鮮な魚などの食料品販売や市場ならではのお食事を▼会期:2023年6月10日(土)・6月24日(土)7:00~12:00※水産棟10:00頃まで。7月~9月も開催▼場所:千葉市地方卸売市場水産棟・関連棟(千葉市美浜区高浜2-2-1)▼問合せ:千葉市地方卸売市場℡043-248-3200


千葉県誕生150周年記念事業地域行事

千葉県誕生150周年を記念し令和6年6月までの間、各地域の特色を生かしたイベントが開催される。
【千葉・市原地域のイベント】
①千葉県誕生150周年記念祝賀「羽衣」
ジェフユナイテッド市原・千葉とのコラボ企画が青葉の森公園芸術文化ホール(千葉市中央区)で開催。千葉県に関わりのある羽衣の伝承を題材とした狂言・能・神楽・琵琶・日本舞踊の公演▼会期:6月15日(木)12:20開場/13:00開演▼問合せ:043-266-3511(青葉の森公園芸術文化ホール)
②ジェフユナイテッド市原・千葉のホームゲームにて、県内の飲食店などが出店するイベントを開催
▼会期:7月1日(土)ヴァンフォーレ甲府戦にて▼場所:フクダ電子アリーナ(千葉市中央区)▼問合せ:ジェフユナイテッドファンクラブ事務局(℡:0570-064-325(平日11時~18時)


6月15日は「県民の日」

「県民の日」は「県民が、郷土を知り、ふるさとを愛する心をはぐくみ、共に次代に誇りうる、より豊かな千葉県を築くことを期する日」として、県の人口が500万人を突破したことを記念し昭和59年に制定。明治6(1873)年6月15日に当時の木更津県、印旛県の両県が合併して千葉県が誕生したことに由来するという。

 県民の日を記念して、千葉県では6月15日を中心に様々なイベントや県内施設などの割引や無料開放を実施。令和5年度県民の日中央行事として千葉県誕生150周年行事オープニングイベントを6月11日に松戸市で開催するほか、令和5年度から令和6年度に、千葉県誕生150周年記念事業地域行事を実施する。千葉・市原地域ではジェフユナイテッド市原・千葉とのコラボイベント(※上段記事参照)のほか、葛南地域では「夕焼け・夜景の名所フォトコンテスト」、東葛飾地域では「チーバくんと行く!とうかつ歴史発見の旅!2023」文化・歴史を感じられる周遊コースでクイズラリー。印旛地域・香取地域・海匝地域でも「ちば北総&東総スタンプラリー」など、県内各地域でイベントが開催される。

有限会社稲毛新聞社
〒263-0043
千葉県千葉市稲毛区小仲台2-5-2-1001
TEL.043-256-4414
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