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2023年2月号

2023年2月号(Vol.317)ダウンロード

2023年2月号1-8面

(1651KB)

2023年2月号2-3面

(777KB)

2023年2月号4-5面

(640KB)

2023年2月号6-7面

(768KB)

2023年2月号1面~4面

2023年2月号

1面

県内初!在宅医療のワンストップを実現

医療、介護のあらゆるニーズに対応する革新的体制を構築!

 今、高齢化の問題に直面している日本。介護保険制度が始まり医療や介護の在り方も変わってきた。しかしまだまだ様々な課題は山積している。そのような課題に向き合い、在宅支援を通じた地域貢献と介護における革新的なシステムの構築を目指す企業がここ稲毛にある。株式会社在宅支援総合ケアーサービスの代表依田和孝氏に話を聞いた。(取材 令和5年2月13日/㈱在宅支援総合ケアーサービス事業所にて)

稲毛新聞(以下・稲)この会社を立ち上げたきっかけは?
依田社長(以下・依)以前は銀行に勤めていました。その中で
病院の融資を担当していましたが、この国の医療の在り方や今後を考えた時、医療業界で役に立てないかと思うようになりました。医療制度について学んだことで自分にも何か出来るのではないかと…。
稲・拠点に稲毛を選んだのはどのような理由ですか?
依・訪問看護ステーションは医療法人ではなく、株式会社で医療行為が出来ることを知り、知り合いの看護師と二人で始めました。稲毛という土地は銀行時代の担当エリアだったことで地の利があり、訪問看護のルートを組むのに効率が良かったですね。また一緒に始めた看護師が稲毛居住だったことも理由のひとつです。
稲・最初にどのような事から始めたのですか?
依・まず訪問看護ステーションを立ち上げ、ほぼ同時期に居宅介護支援事務所を作りました。そこでケアマネージャーを採用して、介護を必要とする方とサービスを提供する事業者を繋ぐことから始めました。当初は苦労しました。必要とされている分野であるとはいえやっていることは営業ですから。しかし需要の多さにも驚きました。次に訪問介護、訪問入浴、更には訪問薬局や訪問診療までニーズに応えられるよう医療の幅を広げてきました。
稲・総合的なサービスの提供を考えていた?
依・医療や介護を必要としている方は様々な状況にあります。どのような形にも対応できるような体制が必要だと考えました。診療所を買い取ったのもそのひとつです。これにより胃カメラなどの検査や健康診断なども自社で行えるようになり、総合病院のような体制を在宅でも可能に出来ました。
稲・利用者にとっては様々なサービスが受けられるのは利便性が高いですね。そこに至る苦労などはありましたか?
依・やはり多く語られる看護師の離職でした。病院勤務と訪問看護の違いでしょうね。病院では患者は看護師の言うことを聞きますが、訪問看護では患者(この場合はお客様)が自由に動けるようサポートするのが仕事、この意識改革が大変でした。また看護師、保育士、介護福祉士、栄養士、薬剤師などをひとつのチームとしてまとめ、全社員が利用者ファーストで同じ方向を向くことに苦労しました。
稲・状況が変わっていったきっかけは?
依・それはもうしっかりとした社員教育だったと思います。企業理念が「挑戦と貢献」です。これを伝え、考えてもらい「自分の仕事は労働ではなく、人を助け命を預かること」と認識してもらうことを実践してきました。少し時間を要しましたが今では社員みんなが同じ志で同じ方向を向いてくれています。今は人が病院で亡くなる時代ではなくなっています。治療を要しない人は帰されます。そうなるとあとは在宅医療が支えなければなりません。当初は「医療」を目的としていましたが、今は「自宅での生活を支えること」を目的としています。また介護が必要な方のみならず、その家族も助けなければなりません。
稲・具体的には?
依・例えば医療ケアが必要な子供のための保育園、「ナーサリーホーム小仲台(千葉市稲毛区)」の運営です。これは千葉県内で初めて認可を取得しました。このような子供は普通の保育園には通えません。障害児施設は保護者の付き添いも必要なのですが、ここは看護師を常駐させているので、母親は安心して仕事をすることができるのです。このように支援が必要な方の家族をも助けることが出来るのです。
稲・今後目指すところは?
依・組織が少しずつ大きくなってきましたが、それぞれの部門の連携をしっかりと確立して、よくある縦割り組織ではなく、全体で何とかしようとする組織、いわゆる「在宅医療のワンストップ支援」のチームを作り上げたいと思っています。利用者とその家族が安心して暮らせることのお手伝いをさせていただくこと、それを通じて地域に貢献することが私たちの目指すところです。それの実現に向けてまだまだ頑張る所存です。
稲・本日はありがとうございました。


2面
稲毛区防犯公開講座開催
在宅中やゴミ捨てのときも戸締りを習慣に

 先月5日、千葉市主催の政令指定都市移行30周年記念事業「稲毛区防犯公開講座」が穴川コミュニティセンターにて開催され、自治会役員や防犯パトロールを行う地域住民などが参加した。
 第1部はメディアでもお馴染みの防犯ジャーナリスト、梅本正行氏が登壇。「地域を守る目と知識」をテーマに、日本の防犯の実態を知り、侵入しにくいまちづくりを実現するために地域や個人でできることを考えるという内容だ。
 自治会の防犯パトロールの際に、知人宅を訪問し抜き打ち玄関チェックを行う「Aランクパトロール」の説明もあった。これは防犯パトロール中に知人宅の玄関を開けて「玄関の鍵が開いていますよ。戸締りしてください」とお願いするというもの。これだけでも普段の防犯パトロールがより効果的になるとのこと。そもそも空き巣など窃盗の被害にあった家の半数は、鍵がかかっていなかったというデータもあることから「ちょっとそこまでゴミ捨て」という短い間でも常に鍵をかける習慣を身につけることが大切だという。
 他にも在宅を知らせるため、夕方薄暗くなったら早めに家の中の灯りを付ける。留守中でも部屋の灯りが自動で付くようにしておく。垣根などで敷地内が見えないのは空き巣にとって好都合のため、垣根は人の頭が出るくらいの高さまで剪定して、外からも敷地内が見えるようにしておく。
防犯砂利は音がしっかり鳴るように厚さ5センチは敷き詰める。敷地内にセンサーライトをつける。庭先の洗濯物で家族構成や独居がわかってしまうので、タオル類で隠して干すか室内干しにするなど、防犯対策として普段から気を付けるポイントをわかりやすく講じた。
 第2部は千葉北署から最近多発している事件や対策について説明があった。特殊詐欺対策としては、電話は常に留守番電話にするか「この会話は録音されています」というメッセージが流れる設定にすること。特殊詐欺は固定電話にかかってくることがほとんどなので、固定電話を解約してしまうのも一つの手だという。また、最近増加しているのは、電動自転車のバッテリー盗難だ。面倒ではあるが、バッテリーは家の中で保管したほうがいいなど、日常生活での防犯対策を呼びかけた。
 今回の講座に参加した稲毛区柏台在住の60代男性は「すぐに役立つ実践的アドバイスばかりで勉強になった。こうした講座はもっと多くの住民に参加してもらいたいので定期的に開催してほしい」と話した。
 自治会の防犯パトロールはそれだけでも防犯意識の高い地域というアピールになり、大変心強い存在だ。しかし凶悪な事件が多発している今、私たちは自身や家族の大切な命と財産を守るために大切なことは一人ひとりが防犯を心がけることだ。在宅中は鍵をかけないなど長年の習慣を変えるのは難しいかもしれないが、新たな生活習慣を身につけて被害に遭うリスクを少しでも減らしていくしかない。



連載
櫻井俊雄物語 千葉の近現代史を創った男の話
武田弥太郎
第33話「地上戦か空中戦か」


 今月31日には統一地方選挙が始まる。千葉市議会議員と千葉県議会議員の4年に一度の改選が行われる。日本維新の会や参政党など、市議選、県議選に初めて公認候補を擁立する政党が複数見込まれているほか、花見川区、若葉区で1減、中央区、緑区で1増の定数変更が実施され、加えて有力議員の引退や市議から県議への鞍替えも相次いでいることから、例年以上に注目を集めるのではないかと俊雄は感じている。
 選挙戦はよく、「地上戦」と「空中戦」と評される。普段からの地域周りを重視し、お祭りや様々な行事に出席を欠かさず、地域に浸透していく進め方を「地上戦」、別名「どぶ板選挙」ともいう。「電信柱にも頭を下げる」と揶揄されるのがこの戦い方だ。主に保守系候補者が得意としており、強固な地盤につながる。一方の「空中戦」は、マスメディアへの露出や、SNSなどのインターネットを駆使したり、ビラの配布、街頭宣伝、駅頭での活動などを中心としており、若い候補者や比較的新しい政党が力を入れている。
「地上戦」は高齢者に浸透しやすく過疎地になじみやすい。「空中戦」は子育て世代や都市部に向いており、それぞれの選挙区事情により、各陣営が戦い方を選んでいる。「地上戦」が強固な地盤を作るのは間違いない。それは有権者に「おらが先生」の意識が浸透するからだ。古くからの保守政党の強みはこれだ。「何があっても〇〇党」の発想につながり、風に左右される余地が少ないからゆるぎない。「空中戦」は風が吹くと途方もない力を発揮する。かつて政権交代を実現させた国政選挙や、若い首長が誕生した選挙などでは、強固な地盤ですら吹き飛ばしてしまったくらいだ。
 強固な地盤を誇る「地上戦」は投票率の高い中高年以上の世代に浸透しやすく、候補者にとっては強力な武器になる半面、将来的にはどうだろうか。以前はネットを利用した選挙運動は認められていなかったが、公職選挙法改正後は一部が解禁され、時代の変化が始まっている。電子投票の研究も進められており、これらが導入されると選挙戦の様相は激変すると俊雄は指摘している。ある元外国首脳は「日本の選挙は異常だ。こまめに訴えを届ける戸別訪問を禁じているのはおかしい」と語ったが、同じ民主主義国家でありながら、選挙のやり方が違いすぎることで、日本の選挙制度は驚きだという。
 選挙制度が変わり、全世代で投票率が上がったら世の中が大きく変わるかもしれない。選挙に行かない人にとっては「私には関係ない選挙」が、「ちょっと気になるやつが出ている選挙」に変化し「今度の選挙では誰に入れようか」と意識が変わり、投票率向上につながるのではないか。
 選挙は18歳からになったが19歳の投票率がかなり低いのはなぜか。住民票を親元に残したまま進学したら、実家の地区の選挙には遠距離で投票できず、居住地の選挙には住民票がないから投票できない現状も若者の選挙への関心が薄い一因かもしれない。電子投票や郵便投票については、不正防止の観点から導入に慎重な意見が根強いが、私たちの意見を最大限反映させるためには、何らかの制度改革が必要だと俊雄は痛感している。


随想
おやま人形とおひな様
鎌ヶ谷市・元稲毛小校長 島津幸生

 今から56年前、はじめてもらった月給で買ったものそれは玄関の靴箱の上に置いた四角い水槽と金魚であった。
 次の月に買ったもの、それは部屋に飾る日本人形であった。人形の分類で言うとおやま人形(人形師の小山次郎三郎氏にちなんで呼ばれるようになったそうで女性型で和服の日本舞踊の衣装を着ているのが一般的)というそうで高さ68センチ横40センチ奥行き40センチのケースの中に紫の着物で扇子を持ち日本舞踊をしている高さ53センチほどのもので、浅草の人形店街で買ったのであるが、大きな店何軒かを巡ったが気に入ったのがみつからず露地のような所に入った小さな店で、これだとみつけて購入、たしか当時1万円だったような気がしている。
 日本人形には市松人形、木目込人形、土で作られた博多人形、東北地方で有名なこけし人形がある。それぞれにそれぞれの場所に飾られたりしまわれたりしている。こけし人形の一部がテレビなどで高い値段がつけられているものもあるが興味はない。フランス製のアンティークドールと言われているものも同様だ。もう一体顔が布製でおしゃれなピンクが主体のドレスで目が大きな日本製の女の子の人形(ケース60×40×40)、いただきものだが気に入っている。
 次に買った人形はひな人形であった。女の子が生まれ、親として子が健やかに育ち幸せであるようにだが、今回は一人では決められない買い物となった。これも浅草に買いに行った。ケース等に入っているセットものではなくお内裏様とお雛様と附属品を単品で購入した2体で40万円だったが知人の紹介で3割引きの価格で購入することが出来た。今残念なのはおひな様に合う御所車を買わなかったことだ。
 ひな人形と言えばお内裏様とお雛様の並べ方であるが、一般的には左にお内裏様、向かって右にお雛様を置いているが古来では逆で右にお内裏様、左にお雛様を並べていたとのこと。現在と昔で並べ方に違いができたのは昭和天皇の即位大礼のさい天皇、皇后が西洋式(左に男、右に女)に並び写真撮影をしたからとのことで、私は古来から続く行事だしおひなさまは日本式並べ方が良いと思うのだが。


3面
千葉ウシノヒロバ (株式会社千葉牧場) 千葉市若葉区
https://ushinohiroba.com/

キャンプ場兼牛の預託施設。「牛と人と自然が、穏やかに交差する場所」をコンセプトとして2020年にオープン。キッチンカー型のバーや、近隣の産品を集めたショップなど、キャンプ以外の魅力も充実している。
人が自然と向き合い、気づきを得る機会を創出する取り組みが評価され、2022年のグッドデザイン賞を受賞した。


 小紙編集部記者・稲しん子が今回伺ったのは、牛のいるキャンプ場「千葉ウシノヒロバ」です。自然豊かな若葉区の地に広がる開放感たっぷりの敷地。レトロだったりモダンだったり、何気にお洒落な建物。こんな素敵空間を作り出せる理由を探りに、代表取締役の川上鉄太郎さんを訪ねてきました。

地域のために何ができるかを
これからも考えていきます

牛の暮らす場所で、次の世代に繋がる仕掛けを作りたかった

稲しん子(以下・稲)名刺には「株式会社チカビ」とありますが本来は何をなさっている会社ですか?

川上さん(以下・川)デザインコンサルティングです。経営コンサルティングからウェブサイトやポスターのデザインまで、幅広く行っています。

稲・キャンプ場を手がけることになったきっかけは?

川・6~7年ほど前から千葉の企業から仕事を依頼されるようになり、その流れで自治体ともお付き合いができました。九十九里町では、保育園の跡地を活用してピーナッツバターや発酵食品の工場「LOCAL FACTORY(ローカルファクトリー)」を作りました。それから印旛郡栄町でインバウンド向けのバスツアーを企画したり、酒々井町のパークゴルフ場跡地に「MONOW(モノー)」という実験的モノづくり施設を開いたりしてきた中で、千葉市からお声掛かりをいただいたことが「千葉ウシノヒロバ」のスタートです。

稲・牛とキャンプ場の取り合わせって、考えてみると、ありそうでなかった形です。

川・この場所はもとは千葉市が50年ほど運営していた乳牛の育成牧場でした。酪農家から仔牛を預かり、2年くらい育てたら返してあげるという預託施設です。牛の保育園みたいなものですね。運営を民間に任せたいと、当社に打診が来ました。

稲・キャンプ場より牛が先だったのですね。

川・牛の育成を引き継ぐことが前提条件でした。私たちとしては、せっかくなら地域の歴史をひもときながら、さらに次の世代に繋げていけるような仕掛けを作りたいと思ったんです。

稲・それでキャンプ場も?

川・キャンプ場を主軸に、地域の方々と連携しながらマルシェやイベントを開催する交流の場として運営しています。

稲・マルシェではどのようなものを売っているのですか。

川・地域の農家さんから仕入れた野菜などですね。自作のキッチンカーを出して、牛乳のカクテルや千葉県産のクラフトビールを売ったりもしています。

稲・私、南房総市出身なのですけれど、地方の人って保守的で、地元の魅力にまったく気づいていなかったりします。地域とのコミュニケーションで苦労された点もあるのでは?

川・ここをオープンするに当たり、周辺を挨拶に回ったのですが、
「こんなところに誰が来るのか」と、ものすごく言われました(笑)。でも、キャンプ場は開業前から注目され、現在もおかげさまで盛況ですし、マルシェにもお客様がたくさん来てくださっています。

稲・マルシェで野菜が売れれば農家さんも嬉しいですよね。

川・最近では農家さんの方から「こういうものを売ってみたいんだけど」というアイデアが出てくるようになりました。

マルチスピーシーズとリジェネラティブ

稲・運営する上で大事にされている理念は何でしょうか?

川・根っこの部分にあるのが「マルチスピーシーズ」という概念です。生物多様性に近い意味合いなのですけれど、地球上には動物や微生物、植物など様々な生物が存在します。人間という種はあくまでもその中の一つに過ぎず、地球という大きな生命サイクルに組み込まれてることに対し、もっと真摯に向き合う必要があると思います。SDGsやサスティナブルといった言葉がこの数年で世の中に広まってきましたけれど、まだまだ表面的です。

稲・具体的にはどうなさっているのですか?

川・例えば、牛舎は「アニマルウェルフェア」という考え方に則って設計しました。できる限りストレスや不快感の少ない飼育環境を作ってあげることを目指して完成したのが、天井が高くて風通しが良く、1頭あたりのスペースも広く確保した、清潔さを保ちやすい牛舎です。もちろん、実際に快適かどうかは牛に聞いてみないとわかりませんが(笑)、思いやるという姿勢が大切なんです。そういう考え方を、キャンプのお客様や、フリースクールで来てくれる小中学生たちに伝えられるといいなと思います。

稲・牛舎を拝見しましたが、牛さんたちは気持ちよさそうに寝そべっていましたよ。

川・私は会社で「リジェネラティブデザイン」を担当しています。リジェネラティブとは、サスティナブルを一歩先に進めた考え方。例えば、ゴミを減らすということについても、マイナスをゼロに近づけようとしているだけで、プラスになっていないわけです。だからもっとプラスを生み出さなくてはということで、いまトレンドになりつつある概念がリジェネラティブなんです。

稲・ウシノヒロバの施設づくりも、リジェネラティブの発想を取り入れていらっしゃるのですか?

川・象徴の一つが、総合案内所の「センターハウス」。もともとあった古い倉庫を再利用しています。普通なら取り壊すのでしょうけれど、取り壊せば建築廃材が発生し、環境負荷を増やしてしまう。その課題をデザインの力で解決しました。受付のカウンターもテーブルもすべて廃材です。
稲・すごくお洒落です。錆びた牛乳缶とか古いアイテムも上手に活かされていて。レトロ好きにはたまらないです。

川・ここでお客様が寛ぎを感じてくれて、充実した気持ちやポジティブさが生まれたとしたら、それもプラスなのですよ。

稲・では今後もマルチスピーシーズやリジェネラティブといった考え方をベースにした活動を?

川・そうですね。去年から、牛糞を原料にした紙作りを実験しています。今は品質をどう上げようかという段階まで来ているんです。普通の紙のように加工したり絵を描いたりできるようになったら、アーティストさんとコラボレーションして、牛糞紙アートを制作し、畑の上でインスタレーションのように展示したい。もとが牛糞なので、自然に朽ちていけば畑の土に還ります。その畑から育った野菜を収穫する、というところまでやりたいんですよ。

稲・自然のサイクルをアートで見せるって壮大ですね。

川・そこまでやれば、けっこう伝えたいことが伝えられるのではないかと思うんです。あとは地域に対してもっと関わっていきたい。近隣の主婦の方々などが気軽に立ち寄ってくれるような、例えば習い事とか、地域の方を対象としたサービスを準備しているところで、年内には始められると思います。

稲・今日は勉強になりました。ありがとうございました。


4面
千葉市役所新庁舎が竣工

 千葉市民待望の新庁舎が竣工した。老朽化による耐震性の問題や機能効率の向上を図るため建設されていたがこのほど完成、先月18日に竣工式典が行われた。 地上11階建ての新庁舎は、総合防災拠点として基礎免震構造、災害時のバックアップ機能を備え、太陽光発電や高断熱性能など省エネルギー機能を実現、だれでも利用しやすいユニバーサルデザインを採用し、臨港プロムナードやみなと公園に隣接、千葉都市モノレール市役所前駅とも直結し利便性が高い。「市民ヴォイド」と呼ばれる開放的な空間は、売店やレストラン、イベントスペースなどで構成され利用する市民も多いだろう。
 千葉市は人口約98万人、全国12番目の政令指定都市でもあり、市制100年、政令指定都市移行30年を経た県都千葉市の新しい顔として市民の暮らしを支えていくことになる。



2023年2月号4面~6面

新連載 ローカル小説
「喫茶店の人」 後編
草野くれよん
 
1月号の続き
 
 ある週末、用事を済ませた後、巧也は少し遅めのお昼にしようと『メディウス』に寄った。ピークを過ぎているせいか、客の姿はなく、カウンターの中でマスターが暇そうにしていた。
「おう、巧也君、いらっしゃい」
 ナオちゃんはホームポジションであるカウンターの端で、いつものように背中を丸めて頬杖をつき、スポーツ新聞を読んでいたが、ふと顔を上げた。巧也と目が合うと、小さく頷いて立ち上がる。お冷やのコップを巧也の前に置き、「ランチのカレーは終わり」と低い声で囁いた。
「そ、そうですか」
「今日はやたらとカレーが出る日でさ、あっという間になくなっちゃったんだ」
 マスターが頭を振りながら説明した。「まぁ、今日は早仕舞いだからちょうどよかったかもな」
「早仕舞い?」
「外に貼ってあるポスター、見なかった? 今夜はライブだよ。機材を入れたり客席を作ったりの準備があるから喫茶店は三時で閉店」
「ライブ……って、誰がライブやるんですか」
「ナオちゃんだよ。決まってんだろ。コロナでずっとできなかったメディウス名物のライブが三年ぶりに復活するんだ」
「へぇ、ナオちゃんが歌うんですか」
 巧也は驚いて、マスターとナオちゃんを交互に見た。「なんか、すごく意外」
 人前で歌うようなタイプとは思わなかった、そう言うと、今度はマスターがギョッとした顔をする。
「……ちょっと待て、巧也君。キミ、まさか知らなかったのか」
「え?」
「ナオちゃんはもともとプロの歌手だぞ。十代の頃はアイドルで、テレビにもよく出てたんだが……」
 巧也はコップを口に近づけた格好のまま凝固した。口はあんぐりと開き、目はこぼれ落ちそうなほど見開かれている。
 その姿をチラッと見たナオちゃんがフッと笑った。
「私がアイドルやってた頃、この人まだ幼稚園とかでしょ。知るわけないよ」
 
 マスターの奥さんのお兄さんのお嫁さんの兄弟の娘。それがナオちゃんなのだそうだ。もはや親族と言っていいのか判断に迷う薄いつながりだが、ナオちゃんは芸能界を引退した後、親類が経営している店だからという理由で『メディウス』を頼ったらしい。詳しくは聞いていないが、実家に戻れない事情があるのだという。
 ちなみに10年アルバイトの待遇で満足しているのは、「アイドル時代に一生働かなくてもいいくらい稼いだから、趣味でバイトしてるんだ」とマスターは言う。そんな出来の悪い都市伝説のような話を信じるほど巧也は世間知らずではない。ただ、趣味という部分には少し共感した。たぶん、ナオちゃんにとっては音楽が「本業」なのだ。
 『メディウス』でのライブは、しっかり聞かせてもらった。アコースティックギターを抱えて、のびやかな歌声を響かせるナオちゃんは、すごくカッコよかった。感染症対策のため15席ほどしか設けていなかったことが残念に思えた。
「コロナになる前は、立ち見も入れて50人以上のお客さんが来たんだよ。来年はそれくらい世の中が復活しているといいねぇ」
 マスターの言葉に、
巧也は素直に頷いた。
 しかし、それにしても。『メディウス』はもの凄い宝物をバイトで雇っているんだな。便利ではない立地といい、なのに繁盛していることといい、従業員といい、不思議な店だと巧也は首を捻るしかない。
 ナオちゃんの謎が解けた代わりに、今度は『メディウス』自体が謎の魔宮めいて見えてきてしまうのだった。    完
 
 
5面
モノレールストーリー
吉成庸子
モノレールの中のプロポーズ
 
 花みずきの花がみずきは大好きだ。
 みずきを育ててくれた祖母が「あなたの名前ネ、みずきがお腹にいるうちから、女の子だったら、みずきという名にするの」といつも母が言っていたと教えてくれたからだ。だけどみずきは母を知らない。みずきが生まれるとすぐにこの家を出て行ってしまったそうだ。
 みずきは千葉市内にある街の片隅で生まれそこで育った。父の家は代々農業で暮らしをたてている。祖父母、父母、父の妹三人と大家族だったが、家族みんなが仲良しで、まあ大農家といえた。
 みずきの母は東京生まれの東京育ち。両方を知っている方の紹介で二人は見合い結婚をしたという。農作業は一切手伝わなくて良いからと言われて嫁いできたものの、そうはいかない。小姑も三人いるし、みずきの母にはつらい日々だったようだ。
 みずきが生まれ一ケ月たった頃、母は家を出て行ったと聞かされている。父の母である祖母は気持ちの広い人で、みずきを本当に可愛がってくれた。父は後妻さんをもらったので、みずきには母ちがいの弟と妹が出来た。
 やがて、父の妹達も皆結婚し、いなくなった。二度目の母は、人のよさそうな人だったが自分の子供の世話に夢中で、みずきには余り関心を示さない。その分祖母が一心に可愛がってくれた。
 みずきが高校を卒業してまもなく、嫁に欲しいという話が起きた。
 相手はとなり町一、二番の大農家の長男。東京の大学へ行き二、三年勤めていたが、現在は帰って来て父親を手伝っている。農業にたずさわる他にアパート等をつくり、ちょっとした田舎の青年実業家みたいな存在らしい。
 結婚するならみずきさんがいいと彼が強く希望しているのでと、お仲人さんは何度もみずきの家に来た。
「結婚なんてまだ早いよ」と言いはるみずきに祖母が「望まれて行く方が女は幸せ。それにばあちゃんだってそう長くは生きとらん。みずきの花嫁姿早く見せとくれ」
と何度か言った。
 祖父も他界しており、祖母がいなくなってしまえばこの家は少し居づらくなるのはわかっていた。結局、みずきは結婚したのだった。
 夫となった良一は優しい人で、大切にしてくれたが忙しいらしくほとんど家に居なかった。
 この家でも、全員が農作業に出て行く。みずきの役目は家族の食事を作ることだ。もともと、祖母と暮らしている時も殆ど外出等しなかった。家の中ばかりいるのにつらさはなかったが、三度、三度のおかず作りは大変だった。
 特に良一の姉妹達は文句ばかりつけていた。良一が見かねて「うるさい奴らだなあ。嫌なら自分達でつくればいいじゃないか」と声を荒げた日もあった。
 ある夜良一は集まりがあると言って外出し、かなり遅い時間に帰って来た。寝ずに待っていたみずきに「何だ、先に寝てていいのに…」と言ってから、良一は、「妹達がうるさい奴でごめんな。でももう少しのがまんだからな。来年中には三人共結婚してこの家からでて行くからさ」と話しだした。
「えっ三人共、結婚するの?」おどろくみずきに「ウン三人共だ。我が家の平和のために僕も大分あちこちたのんだりもしたけど」と、良一が笑顔で説明してくれる。
 みずきは、ほっと胸の中に温かいものが生まれてきた気がした。この人はいい人だ。これから先ずっと、この人といい家庭を作っていかねばと、みずきは本気で思った。
 三人の娘が一度に嫁ぐとなると、さすがに家全体が忙しくなった。来客も多くなりみずきは忙しかった。
そんな中のある午後、「みずき、モノレールに乗った事あるかい?」と良一が聞いた。十五分歩けば、モノレールに乗れるのだが、みずきは一度も乗った事がなかった。
「よし、今からモノレールに乗りに行こう」とみずきを誘った。結婚して八か月が過ぎたというのに、良一と二人で出かけるなんて初めてだった。みずきは、精一杯のおしゃれをして良一と並んで歩いた。
 モノレールの駅に着くと、ホームに入っていた車両に乗り込む。二人並んで座る。モノレールはすべる様に走り出した。「みずき、窓の外を眺めてごらん」窓の外に目を移し、少し下の方まで眺めると、美しい花を付けた何本かの木が目の中に飛び込んできた。
「あれが花みずきだよ。きれいな花だろ」。良一が教えてくれた。「そう、あれが花みずきなのね。私初めて見たわ」。
 みずきの言葉にうなずきながら良一が「僕大学三年の時だったかな?ほら高校で何十周年かの記念行事があっただろ。あの時初めてみずきを見たんだよ。なんて可愛いいんだろうとじっと見ていたんだ。そして絶対あの娘と結婚すると決めたんだ」と言った。
「それ本当の話?それなら私スゴク嬉しい」。素直にみずきがそう口にすると「ねえ、みずき、僕一度も正式にプロポーズの言葉言ってないだろう。今ここでプロポーズしていいかな?」。 良一の言葉に「えっモノレールの中で?」「満開の花みずきを眺めながら、走るモノレールの中でのプロポーズ、ちょっといいだろ…」「ウン、ありがとう」。みずきは、笑顔で答えていた。   
そして心の中でまだ見ぬ母へ「母さん、私も好きな人と一諸になれて幸せだよ」と告げていた。
 母が結婚前から好きな人がいて、その人が病気になったのを知り、その人の許へ行ったことを、みずきは村の人達の噂話で知っていたから。
 
 
千葉市の埋立地に着目した冊子
  待望の第2号『週刊埋立地』刊行!
 
 昨年12月、千葉市の埋立地をテーマとしたコンテンツを集めた冊子「週刊埋立地」が発行された。
 この冊子は、一昨年、市民団体「ちば文化センター」の構成メンバーが千葉市の市制100周年を独自の観点で盛り上げようと製作した冊子「月刊埋立地」に続いて発行されたもの。出版費用は千葉市内の企業や店舗、個人からの協賛により集められている。昭和時代の専門誌をイメージして制作されているため第1号には「月刊」、第2号には「週刊」とついているが月刊誌や週刊誌ではないという。
 冊子の内容は千葉市の湾岸沿い、主にJR京葉線沿線の検見川浜、稲毛海岸、千葉みなとの地域に対して想いを寄せる執筆陣が寄稿したオリジナル記事など。今回「週刊埋立地」は、前号の執筆陣に負けないほどの熱量を持つ新たな執筆陣も寄稿。また公募によって選出された千葉市愛に満ちた記事も満載だ。
 インターネットや地元店舗をはじめ千葉ポートタワーなど県内・千葉市内の主要文化施設売店において販売され、同地域で育った世代からの支持と共感を集めている。
 
 
 
住まい工房おぬまの「お困りごとお助けデー」が9年振りに復活!
 
 暮らしの中でちょっとした困りごと、例えば「電球が切れちゃったけど交換できない…」や「ガタガタしていた扉が開かない…」、「お湯がでない…」。どんな些細なことでも解決してくれるのが9年振りに復活する住まい工房おぬまの「お困りごとお助けデー」。以前は顧客を中心にちょっとした住まいのお困りごとに駆けつけ解決してきた。稲毛で住まいの困りごと、修理、修繕からリフォームまで地域密着で歩んできた住まい工房おぬまが、27年目を迎えるにあたり再びお助けデーで地域の役に立ちたいと考え、気持ちをあらたに2月11日の土曜日を皮切りに定期的に開催。リフォームの会社であっても、お住いのことだけではなく、地域の困りごと、暮らしやすい生活を提案してくれる。
●有料千円~4千円(詳細はお問合せ)
0120―811―606
㈲住まい工房おぬま
 
随筆
思い出 正月
吉成庸子
 
 前の晩、紅白歌合戦を観てから、ゆく年くる年を観ていた。そして儀ちゃんと二人でおそばを食べたのだ。儀ちゃんは、みそかそばは、除夜の鐘を聞きながら食べるのが我が家のしきたりだと言うから、その通りにしている。
 私は、食べ終わったそばのどんぶり等片付けてから「お父さん、そろそろ私、寝るね」と告げた。「もう寝るのか?」儀ちゃんの言葉に「だって私眠いもの。お父さんはテレビ見ながらもずっと居眠りしてたじゃない。だから、眠くないかもしれないけど…」。
「何ぃ? 俺が居眠りしてたって? バカ言え、俺は目をつむっていただけだ」。むっとした調子で反論してきた。
 文句言ってやりたいと思うものの、言い合いになるのはわかっている。だから、私は「ああそうですか? じゃ、まだお父さんは起きてればいいよ。私だけお先に寝るから。そうそう、私のお年玉も忘れないでね」と大声で告げてから私は、布団に入ってしまった。
 翌日はいかにも元旦らしい明るい日差しが窓から差し込んでいた。そろそろ起きなきゃと私が思った時だ。儀ちゃんが部屋に入ってきた。そして、いきなり私の足をスゴイ勢いでけとばした。そして大声で「正月早々、亭主より遅くまで寝ている女房がどこにいる、起きろ起きろ」と言う。
 見ると儀ちゃんは正月用の和服を着て、ひげもそってあり頭もきれいになでつけてある。さすがに私は「ごめん、ごめん、すぐ起きるからね」と、素直にあやまり布団から出た。
「押し入れに布団を入れる時はきちんと両脇を揃えてしまえ。お母さんのは布団をたたき込むだけだから、この間なんか押し入れ開けたら中から布団が落ちてきた。ちゃんとやれよ」。
 そう言いおえて、儀ちゃんはせかせか庭へおりて行った。
 私は急いで歯みがき、洗顔をしてから、新しい部屋着を着た。ウール地で地色は黒だけど、いろんな花がたくさん描かれている派手なゆったりしたワンピース型の洋服。これが正月の私の晴れ着だと私は胸をはって、お雑煮の支度にとりかかる。
「お母さん、コップ持ってこい」儀ちゃんの声が聞こえてくる。そうだ、庭にも何か所か若水をおそなえするのだった。私はあわてて、おそなえ用のグラスを持って庭に出た。井戸水の所にも若水をおそなえする、それからおいなりさんにも。新しい年の健康と幸せを祈り、ようやく儀ちゃんと二人、向かい合いに座りおとそを飲んだ。
 その後にお雑煮だ。「おだやかな正月だなあ」儀ちゃんがしみじみした声で言った。「ホントだね。お父さん、今年も仲良くしていこうね」。私はやさしい声で言った。
「そりゃ、無理だ。俺は耐えて耐えての一年に決まっている」「かわいそうに。そんなに仕事が忙しいの?」。同情した私は優しく聞いた。儀ちゃんがいきなり叫んだ。「仕事は順調だし、苦労はない。お母さんが俺の苦労の種ということさ」だって。カッカきたけど、グッと我慢して「お父さんお年玉は」と私は右手を出した。ふところから、大きなのし袋を出して私にくれた。「大奮発したんだ。大切に使えよ」。
 儀ちゃんが護国神社に出かけた後、お年玉の入ったのし袋を開けた。一万円入っていた。こんなお正月の風景もあったなあと一人思い出している。お年玉もう少し多いと期待してたんだけどさ。
 
6面
先月のアンケートテーマ「稲毛新聞に期待すること」
 
◎さらなる充実を
「読者の声」の欄は是非これからも続けて欲しい。私は忘れません。幕張海岸通りを車で走っていた時、地上50階のガラスのビル(アパホテル)の窓にHOPEと大きな文字が目に入りました。コロナで落ち込んでいた気持ちを熱くしてくれたのです。希望の光をもらいました。ありがとう。ガンバロー!(高洲・戸沢恵子)。クイズとアンケートいつも楽しみにしています。特にアンケートは色々な皆様の意見や考えはとても面白いです。自分と同じ考えを見るとうれしくなります(小仲台・山内富士子)。稲毛新聞は楽しく読んでいます。参考になる事もあり手放したくないひとつです(あやめ台・一森万亀美)。穴埋め漢字クイズ面白いです。やる気がわきます。ボケ防止に効果ありだと思います(高洲・武田克俊)。2面に掲載中の「随想」を読むことがとても楽しく教えられること多く知識と知恵を頂く思いで感謝しています。より充実させて下さり連続して掲載して頂けますようお願い申し上げます(稲毛台・谷中和子)。これまでのように読者と身近な存在であってほしいと思います。アンケートや読者の声は欠かせません。市民ガイドも必要です。千葉活カンパニーをもっと広げておいしいお店や急成長の中小企業等を紹介して下さい。今年も頑張ってください。応援しています(六方・泉谷正誼)。硬軟両様の文章いつも感心しております。また吉成様の随筆毎回楽しみです。今号は吉井ロッテ特集で待ってました。特に田村キャッチャー大ファンなので再び活躍できることを祈ってます(検見川・荒木昭治)。いつも楽しみに拝読しております。地域新聞としての役割を果たして素晴らしいと思います(小仲台・池田陽菜子)。おもしろくてまじめな新聞。隅から隅まで読みたくなる新聞です。野球も吉井ロッテコーチを期待します(小仲台・宮本サヨ子)。もっと沢山の情報を載せ、紙面を充実して欲しいです。そして400号、500号を目指し頑張って下さい。応援しています(みつわ台・吉川洋)。
◎要望等
アンケートとニュースには出てこないような裏情報の掲載を望みます(高浜・寺田孝)。色々な意見を拝読し楽しく読みました。クイズのコーナー増やして頂きたいと思っております(高洲・近藤輝子)。現在も充実した紙面と思います。出来れば地域で活動している人達のボランティアのあれこれの生きがいなどご苦労談も含めて紙面作りもあったらよいナと(幸町・まあちゃん)。川柳、俳句、パロディなどの投稿コーナーがあってもいいのではと思います(あやめ台・杉崎勝)。地元の話題をふんだんに記事にして下さい。政治経済・新しいお店・事故の多い道路等(長沼原・花田英雄)。地域密着で地元のニュースを取り上げてください(園生・関恵美子)。地元に密着した固い話だけでなく柔らかい話も交えて率直な報道を期待します(園生・関直康)。地元紙として地元に拘った内容に期待します。稲毛区や花見川区、美浜区の観光名所やイベントの情報掲載、星座占い、クーポンなど役立つ情報満載の誌面になるのを期待しています(高洲・原隆子)。千葉市行政に関する記事(幕張・匿名)。全体に文字が小さいので高齢者には読みにくい。内容編集前に体裁も大切です。また今回の様に地元スポーツ関連記事があると若者へのアピールができるでしょう(高洲・大内健司)。千葉ロッテマリーンズの記事を増やしてほしい(高洲・竹内忠男)。稲毛新聞には稲毛区、花見川区、美浜区の各区の名所、観光地の紹介やお店の開店情報、イベントの情報の紹介の記事をなるべく沢山掲載して欲しいです。占いのコーナーやクーポンも付けてもらえたら活用します(匿名)。高校生の頃から稲毛新聞を拝読しております。1月号の「読者の声」にもあったように最近も稲毛新聞の記事はかなり甘くなったように感じております。
以前のような課題・問題に鋭く切り込む記事の方が私は好みです。取材の精度も高かったように思います。稲毛新聞のファンには変わりないのでこれからもよろしくお願い致します(稲毛東・もち太郎)。ゆるい記事と辛い記事が載った新聞だと楽しめます(みつわ台・黒沢博子)。稲毛新聞の記事は毎回楽しみにしています。内容も面白いしクイズ&アンケートのコーナーも大好き。稲毛区、花見川区、美浜区の名所、観光地、お店のイベント情報の記事を沢山載せて欲しいです。今月の星座占いや、クーポンもあれば活用させて頂きたい(高洲・原國臣)。
◎知りたい情報
地域で活動しているボランティアなどを紹介して欲しい(園生・丸山宗男)。稲毛のお医者さん情報が欲しいです(稲毛東・さくら)。不要品引取情報①使用品②未使用品③有料④無料など施設の引取条件を提示する。受取期間と受取場所など地域にある施設の情報を出して欲しい。カレンダー・手帳、おもちゃ等(高洲・宮川一郎)。いなげ八景を紹介して稲毛の良さ住み良い所を紹介して欲しいです。具体的に①千蔵院②稲毛海岸帰帆③せんげん通り④稲毛海岸の砂浜⑤ゆかりの家夕照⑥稲毛浅間神社⑦稲毛の松林⑧神谷別荘(稲毛東・柏木計二)。友人と逢って会話する時いつも稲毛新聞の当月の内容を話題にしています。話題が広がります。娘が里帰りして来た時に美味しい食事をごちそうしたいのでお店の情報を知りたいです。千葉周辺(長沼・吉田友子)。稲毛区内のおいしいお店の情報を教えてもらいたいです(園生・能瀬恵美子)。傾聴ボランティア、生活支援ボランティア等の情報(高洲・渡会恵美子)。此の3年コロナ禍で高齢者は家に籠りがちである。孤独で寂しい思いをしている人も多いと思う。75歳以上の高齢者が楽しめ生きがいのある人生を送れる気軽で安価で笑顔溢れる場所があったら記事で紹介して欲しい(浜野・柳澤範光)。地球温暖化が叫ばれております。南極の氷が解けて海水が溢れて千葉県に住んでる人々に水没の危険等。又中国から黄砂の嵐等が心配です。其の都度注意する点や情報お願いしたいです。コロナやウクライナの悲しい事態も早く終息する事を願いつつ高齢者の健康維持に関するお話とか、お医者様の経験談とか(千城台東・渡弘子)。千葉県や千葉市の地名とか由来、歴史や著名人などの紹介なども楽しいと思います。とても興味深く見ていました(みつわ台・ぼくちゃん)。
◎今のままで
現状のスタイルで良いと思います(四街道・粟村道生)。長年稲毛新聞ファンです。色んな地域紙がありますが当紙が一番だと思います。随筆、吉成さんのファンです。アンケート、読者の声、皆さんの色んな考えでいらっしゃるのも楽しみです。今回クイズも気に入ってます。今の色々な記事で充分頭の体操になっております(六方・阿部ちい)。確かに以前と違って内容が柔らかくなり親しみやすくまりましたね。何といっても稲毛新聞の特色はクイズ&アンケートです。クイズの答えが当たっていればアンケート投稿が載る。これで読者間の距離がグッと近くなり他の人の意見も聞ける。街の読者があたかも新聞作りに参加している感じ。こんな新聞珍しい。読者と共に作る市井の新聞として私は誇りに思っています(小仲台・田渕良子)。私は今のままで満足。スタンスを崩さずに続けてください。楽しみにしています(高洲・緒方久江)。稲毛新聞はこのような傾向で満足してます。今までのように楽しくフレッシュな紙面をお願いしますね(高洲・林三津子)。ほのぼのと心にしみる話題のせ紙のぬくもりスマホに勝る(あやめ台・藤原健次)。
 ※一部抜粋し掲載
 
 
今年も盛況 千葉駅コンコースにて千葉市共催イベント開催
ちばフェアトレードマーケットinペリエ千葉
 
 1月14日(土)、JR千葉駅コンコースで「ちばフェアトレードマーケットin ペリエ千葉」が開催され、フェアトレード商品を手に取っている多くの人の姿が見られた。
「世界と地域と、わたしにハッピーなお買い物」をテーマに、会場にはフェアトレードを広める団体や、環境・貧困・人権・地域活性化などの社会課題の解決につながる活動・もの・人が集結。千葉市フェアトレードタウン推進グループ主催、千葉市共催の同イベントは去年に続き2回目となった。
 フェアトレードとは「公平・公正な貿易」のこと。市販されているコーヒーやチョコレート、お茶などの食品やさまざまな製品の原材料の多くは発展途上国で生産されているが、現地では正当な対価が支払われなかったり必要以上の農薬が使用され労働者の健康被害が出たり、このような環境を改善するための取り組みをフェアトレードと呼ぶ。この活動を支援するために私たち消費者にできることはフェアトレード商品や福祉施設授産品、地産品を購入することだ。
 フェアトレードちばの代表、成瀬悠(なるせはるか)さんは「千葉の玄関口であるJR千葉駅で今年も開催することができました。改札を出たすぐの場所で人通りが多く、フェアトレードをご存じない方も興味を持って立ち寄ってくださるので認知度アップにつながっています。今後もさまざまな団体と協力し合い、千葉県内から『フェアトレードのあるライフスタイル』を広げていきたい」と語った。
 

2023年2月号7面~8面

7面
日本維新の会、公認発表
守屋聡氏、稲毛区から市議選に
 
 日本維新の会は先月26日に千葉県庁で記者会見し、4月の統一地方選挙と衆議院千葉5区補欠選挙の候補予定者を発表した。
 薗浦健太郎元議員の辞職に伴う衆議院千葉5区の補欠選挙に28歳の社団法人代表、岸野智康氏を擁立すると発表。同補欠選挙には国民民主党、立憲民主党、日本共産党が候補擁立を発表したほか、自民党も候補者公募を行っており、激戦が見込まれる。このほか県議選に4名、千葉市議選に5名、一般市議選に5名の擁立を発表した。
 稲毛区からは新人の守屋聡氏、美浜区からは新人の大平真弘氏、中央区からは電動車イスの新人、渡邊惟大氏の擁立を発表した。このうち守屋氏は稲毛区で長年地域活動を続けてきたことで期待が高まっており、前回の雪辱を期している。
 千葉市議会、県議会ともに、維新初の議席獲得なるか、注目を集めている。千葉市議選と県議選は4月9日、一般市と千葉5区補選は23日に投開票が予定されている。
 
読者の声
 
●変わりゆく街並み 
 園生交差点と穴川十字路の中間にあったトヨタのディーラーが閉店した。一時幻の名車などを展示していた個性派の店だったが。その跡地に和食の木曽路がオープンするようだ。道を挟んだ反対側にはびっくりドンキーがあるが2月に閉店するという噂も。専門学校がある場所は昔はリフォーム会社やカー用品店だった。穴川橋をくぐり柏台方面へ向かうと以前は森だった場所が宅地造成されており、景色はまったく変わってしまった。私はこの地域に50年以上住んでいるが、
街の景色が変わっていくのを見ていると淋しいような嬉しいような複雑な気持ちになります。
 (園生・増田70男)
 
●コロナ禍もう3年
 
 新型コロナが流行してそろそろ3年になります。これまで緊急事態宣言や蔓延防止措置など様々な規制や自粛を繰り返してきました。昨年暮れから第8波に入り感染者も増え、亡くなる方がすごく多くなりました。重症化する人は減ったけど亡くなる人は増えているこの矛盾。国もメディアも当初のような緊迫感が全くないように感じます。いよいよ5類になるのでしょうか。私の友人に4回の接種完了、今年になり2回目の感染、4日間高熱が下がらなかった人がいます。コロナ禍は本当に続いているのですか?それとももう気にしなくていいのでしょうか。
(高洲・高橋美智子)
 
●お当番が憂鬱
 
 毎号楽しみに拝読しております。地域に根差した内容の記事がとても興味深くスタッフの方々の努力の賜物だと思います。
我が家は息子たちが仕事で東京や他県に住み主人82才、私78才の二人暮らしです。この年令なら班のお当番は免除してもらえるかもと期待していたのですが4月から当番になりそうです。高齢でもやらなければいけないのでしょうか。今から憂鬱です。
  (小仲台・匿名)
 
●千葉市出身の小川哲さんが直木賞に
 
 私は本を読むのが好きです。先日ニュースで千葉市出身の小川哲さんの「地図と拳」が直木賞を受賞されたと知りました。
 私はまだその本を購入していませんが近いうちに買って読みたいと思います。本は分厚いとのことですから読み応えがありそうです。
(稲毛東・中野紹子)
 
●千葉市グルメ得トククーポン活用
 
 昨年千葉市のグルメ得トククーポンが当たり500円チケットが10枚届きました。これを使ってランチを楽しんでいます。千円以上の食事をすれば500円のチケットが使えるので、
何かと値上がりが続く今、とてもありがたいです。
 同僚たちはクーポン応募のことを知らなかったそうです。クーポン発行数より応募数が少なかったそうで全員当選と聞きました。よいサービスなのでもったいない気がしました。次回やるときは大々的に宣伝してほしいです。
 (磯辺・加藤陽子)
 
●読者の声への投稿はハガキ・FAX・メールで。
 
稲スポ
 
ジェフ千葉が
新体制で悲願のJ1復帰へ
 
 JリーグJ2のジェフ千葉は先月15日、千葉市内で23年シーズンの新体制を発表した。昨年のヘッドコーチから昇格した小林慶行新監督の下で14年振りのJ1復帰を目指す。
 今季はチーム課題だった得点力不足解消へ横浜からMF椿直起、大分からFW呉屋大翔を獲得するなど10人を補強した。小林監督は「一体感と当たり前を当たり前にやる」を強調、チーム一体となって攻撃的でアグレッシブなサッカーを目指す。Jリーグ創設から参加する名門チームだが、09年のJ2降格から一度もJ1に昇格出来ず長く低迷している。
 今季こそ悲願のJ1復帰を実現すべく開幕戦は2月18日(土)にアウェーでVファーレン長崎戦、25日(土)にはホームフクダ電子アリーナでモンテディオ山形と対戦する。
 
8面
市民ガイド
 
◎手話サークルメンバー募集
手話サークルトミーズは初心者やお子様連れなど、どなたでも歓迎しています。事前にお問い合わせなく直接サークルに遊びに来ていただいてもOKです。また、新たな試みとしてサークル活動をオンラインで繋ぎ、遠方の方でも一緒に楽しく手話を学ぶ取り組みも予定しています。手話にご興味がある方は是非ご参加ください。
▼活動日時:毎月第1・第3土曜日14時~16時▼場所:千葉市桜木公民館(千葉市若葉区桜木3-17-29)▼会費:無料▼連絡先:手話サークルトミーズ代表・小林090-9156-2262
 
◎千葉県立美術館
山下麻衣+小林直人―もし太陽に名前がなかったら?
山下麻衣+小林直人(以下、山下+小林)は、映像作品やインスタレーションによって国内外の芸術祭や展覧会で活躍する、千葉県出身のアート・ユニットです。山下+小林の作品に一貫して見られるのが、自然や社会の様々な現象について、自らの行為を媒介として捉え直そうとする制作態度です。本展は山下+小林の初期作から近作に、今回特別に制作を委託した新作、未発表作を含めたビデオ、インスタレーション、絵画など57点の作品で構成される、国内では過去最大規模の個展です。
会期▼2023年1月25日(水)~3月21日(火・祝)▼開館時間:9時00分~16時30分(入場は16時まで)※休館日:月曜日、2月28日(火)▼入場料:第4期コレクション展「名品4-旧制千葉中学から広がる堀江正章の系譜-」共通券:一般300円(240円)/高・大生150円(120円)※(  )内は20名以上の団体料金※中学生以下・65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料▼会場:千葉県立美術館第3・8展示室(千葉市中央区中央港1丁目10番1号)▼問合せ:℡043-242-8311
 
◎千葉市美術館
新収蔵作品展―江戸絵画を中心に
▼会期:現在開催中~2023年2月26日(日)※休館日2月6日(月)▼観覧料:一般500円(400円)/大学生400円(320円)/小~高校生無料※( )内は前売券および市内在住65歳以上の料金※障害者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料※「没後200年亜欧堂田善展」観覧の方は無料※本展チケットで5階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」観覧可▼主催:千葉市美術館▼場所:千葉市中央区中央3-10-8▼問合せ:℡043-221-2311
 
◎ギャラリー古島
①民の手仕事・くらし展
生活の中で愉しめるユーラシアの諸国民芸品。その国その土地で培われた手仕事の品々を賑やかに集めてみました。民藝の手の温もり、祈る心、遊び心を感じてみませんか? とっておきの稀少キリム、ラグ、テキイスタイル、陶器、衣類雑貨など、楽しさ満載でお届けいたします。
▼会期:2023年2月3日(金)~2月13日(月)※2月9日(木)休廊
②水村喜一郎個展
―デッサン・竹紙絵を添えて―
▼会期:2023年2月24日(金)~3月6日(月)※3月2日(木)休廊
▼場所:千葉市中央区春日2-25-11古島籐家具店2階(JR西千葉駅西友側徒歩1分)℡043-243-3313
 
◎千葉みなとから
高速ジェット船の旅
千葉みなと旅客桟橋(ケーズハーバー)から出港、伊豆大島へ向かうツアーが催行されます▼日程:2023年3月17日(金)・18日(土)▼内容:日帰りツアー、1泊2食のツアーをご用意いたします。第67回伊豆大島・椿まつりなどが楽しめます▼問い合わせ:名鉄観光サービス株式会社 千葉支店 ℡043-225-3731
 
※市民ガイド掲載内容は2023年1月末時点の情報です。お出かけの際は事前にご確認をお願いいたします。
 
 
稲毛区小仲台6丁目に新たなコミュニティー誕生
のむ、はなす、つながる
Cafe&Bar COMPASS
 
 昨年11月、稲毛区小仲台6丁目にオープンしたCafe&Bar COMPASS。JR稲毛駅からは大通りをスーパーマルエツの方面へ歩くこと約5分、木製の小さなかわいいドアとウェルカムボードがお出迎えしてくれる。
ご近所さんや子ども連れの親御さん、
会社員、ご高齢者など客層は幅広く、週末は21時まで営業しているので仕事帰りにお酒を飲みに来る方も多いという。ナチュラルテイストの店内はカウンター6席という隠れ家のような落ち着く空間、そしてスタッフと客と心の距離が縮まるカウンター、なんだか自然と話が弾む。
 取材に訪れたこの日の夕方、近所に住む70代の男性客が、3杯目のお酒を楽しみながら「話しやすい雰囲気がとても気に入っている」と笑顔で話してくれた。それもそのはず、店のコンセプトは「のむ、はなす、つながる」。話せる場所という魅力がリピーターを増やしているのだろう。
「スタッフやお客さん同士がつながり、新たなご縁が生まれる地域のゆるいコミュニティーになっています」。そう語るのは店主を務める石橋阿佑美さん。石橋さんはファイナンシャルプランナー、フォトグラファー、企業コンサルを手掛けるなど、さまざまな顔を持つ。もう一人のスタッフは、就業支援、起業支援、キャリア教育を得意とする武田千秋さん。キャリア相談会やワークショップ子育て講座など、店でも積極的にイベントを開催している。もともと事務所だったこの場所を貸してもらえることになった二人は「昼から飲める店にして気軽に人生や仕事の相談ができたら」と考えたそう。それぞれ自身の仕事を続けながら協力し合って店を切り盛りしているのだとか。
 店の自慢のひとつがメニューへのこだわり。珈琲豆の仕入れもこれまでのご縁を大切にしながら自分たちが本当においしいと思うものだけを提供する、まるでセレクトショップのよう。特に珈琲は好きな方も苦手な方も楽しめるように飲みやすく軽やかな珈琲を中心にセレクト。こだわりの珈琲を一杯ずつ丁寧に淹れてくれる。
 珈琲抽出の世界大会で、アジア人初の世界チャンピオンに輝いたバリスタ、船橋「Philocoffea」の粕谷哲氏が選び抜いた珈琲をはじめ、店のブレンドは3種類(550円~660円)。アルコールは千葉のクラフトビールや日本酒、
石橋さんの故郷である群馬のお酒。味はもちろんのこと、話のきっかけになることも大切にしながら選んでいる。
ランチプレートやデザート、おつまみも提供しているので、食事をしたり、ティータイムを楽しんだり、昼から呑んだり、呑んだ後の珈琲など訪れる人の目的はそれぞれ。一息入れたいとき、誰かと話したいときや真っすぐ家に帰りたくないとき、寄り道したくなるお店だ。
 
Cafe&Bar COMPASS
◇所在地
千葉市稲毛区小仲台6-15-9
◇営業時間
月~木曜11~17時金・土曜11~21時
◇定休日
日曜+不定休
※支払いはキャッシュレスのみ
https://chibatsu.jp/archives/32135441.html
 
編集部のつぶやき
 ある情報誌で「女性のおひとり様チャレンジレベル」なるものを見つけた。女性ひとりで行きづらい場所をランキングしたものだ。レベル1、つまりおひとり様初心者は「ファーストフード・カフェ・喫茶」だという。私は余裕でクリア。しかしランチタイムはテーブル席を1人で占領して申し訳ない気持ちになるので、カウンター席のある店に行くか、混雑時を外している。
 レベル2は「ファミレス・チェーン系定食屋」。これも問題なく入れる。レベル3は「映画館、美術館、水族館」。特に映画は誰にも邪魔されたくないのでひとりで観たい派だ。連れの存在を気にせず思いっきり泣けるから。美術館などは黙って眺めるならひとりで十分。中級編のレベル4は「ラーメン・牛丼・回転寿司」。男性客が多いので入りづらい店だから納得。レベル5、おひとり様の最上級難関場所が「カラオケ、ライブ、スポーツ観戦」だという。私は全く平気なので、この1位は意外だった。
 ひとりの時間を楽しめるのは大人の女性の魅力だと思えて昔から憧れがあった。温泉旅行も考えたことがあるが、宿泊先で夜ひとりなんて怖がりの私はきっと眠れないだろう。 (真)
有限会社稲毛新聞社
〒263-0043
千葉県千葉市稲毛区小仲台2-5-2-1001
TEL.043-256-4414
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