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2022年11月号

2022年11月号(Vol.314)ダウンロード

2022年11月号1-8面

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2022年11月号2-3面

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2022年11月号4-5面

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2022年11月号6-7面

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2022年11月号1面~3面

2022年11月号

1面

市制を支える陰の存在。大木副市長独占インタビュー
千葉市の目指す未来は

 新庁舎の竣工を来年早々に控える千葉市。昨年神谷市長が誕生し新しい市政に取り組んではいるが、新型コロナに伴う様々な問題や課題は山積、直近では不祥事も発覚し市民の信頼回復も求められる。そのような状況の中、市長を陰で支えているのが大木正人副市長。
その難しい舵取りが期待されている市政などについて本紙論説委員の今村敏昭が話を聞いた。


稲毛新聞(以下・稲)大木さんは元は市職員で叩き上げで副市長になりました。市職員としてはどのような経歴をお持ちでしょうか?

大木副市長(以下・大)建築部で市営住宅の担当からスタートしその後は人事課、秘書課など内部事務に関する仕事を多く経験しました。議会事務局長、総務局長、代表監査委員を経て現在に至ります。

稲・市職員時代の経験で印象に残っていることや難題だったことはありましたか?

大・平成4年の政令指定都市移行は特に印象に残っています。大都市にふさわしい都市基盤の整備や、県からの移譲事務に適切に対応するため全庁一丸となって取り組みました。今年政令指定都市移行30周年を迎え、区役所が身近にあるのが当たり前になっていますが、当時は市内を6つの行政区に分け、それぞれの区の名称をどうするのかなど様々な意見があり、とても大変でした。市民の皆様にとりましても住所が変わることになり、大きな出来事であったのだと思います。

稲・多くの市長や幹部の方々に仕えてきましたが、どのような方々でしたか?

大・松井市長、鶴岡市長、熊谷市長、神谷市長の4人の市長の元で仕事をしました。この間多くの良き上司、
先輩に恵まれ成長させてもらいました。また良き後輩にも恵まれ、様々な課題に対応することができたと思っています。今は当時の上司、先輩は皆卒業してしまいましたが、苦楽を共にした後輩たちの活躍が頼もしく嬉しく思っています。

稲・今年副市長になられましたが、どのような副市長を目指していますか?

大・神谷市長が掲げた政策の実現に全力を尽くしていきたいと思います。その一つとして市民の皆さまから選ばれた議員と積極的に意見交換し、調整することが重要だと考えています。また市政を支える職員を育てることも私に与えられた仕事だと思っています。

稲・市政発展のために何が必要だとお考えでしょうか?

大・市政発展のためには千葉市ならではのまちづくりの方向性を定め、市民・団体・企業・大学等・行政など多様な主体が目指す未来の千葉市の姿「みんなが輝く 都市と自然が織りなす・千葉市」を共有し、その実現に向け取り組むことができるよう策定をした千葉市基本計画に基づき様々な施策を着実に推進することが重要だと思います。

稲・新庁舎が間もなく完工します。新庁舎の特徴や移転の予定を教えてください。

大・新庁舎は総合防災拠点として基礎免震構造や非常用発電機などを備えるとともに、それらの設備のうち雨水貯留槽や太陽光発電などは平常時においても使用することで環境への配慮と設備の効率的使用を図っています。また、建物の省エネ性能を示すZEB Readyの認証を取得しているほか、多様な来庁者に配慮したユニバーサルデザインとしています。臨港プロムナードに面した低層棟1、2階には、吹き抜けの開放的な空間を中心として、イベントスペースや情報ステーション、売店、レストランなどの機能を集約しています。
来庁される市民の皆様に開かれた空間となっています。執務室は間仕切壁のないオープンフロア、デスクや椅子の規格や配置を均一化したユニバーサルレイアウトを採用し、スペースの利用効率の向上を図っています。新庁舎への移転は、2月24日から5月末まで約3か月にわたって部署ごとに順次実施する予定としています。市民の皆様にご不便をかけますが、丁寧にお知らせしながら進めて参ります。

稲・最後に市民の皆様へメッセージをお願いします。

大・千葉市は新しい庁舎とともに新しい時代へと向かいます。市民の皆様がより暮らしやすい、より豊かな生活を営めるように神谷市長と共に尽力したいと考えています。

稲・本日はありがとうございました。

西小中台からプロ野球選手誕生!
千葉ロッテマリーンズ育成4位

黒川凱星(かいせい)選手
西小中台小学校
朝日ケ丘中学校
福島・学法石川高

プロ野球新人選手選択会議(ドラフト会議)が先月20日に東京都内のホテルで行われ、千葉ロッテマリーンズが地元千葉市出身の黒川凱星選手(福島・学法石川高)を育成4位で指名した。黒川選手はマリーンズジュニア出身、中学時代にボーイズリーグで全国制覇。高校では1年から正遊撃手として活躍した。


2面
物価高騰に苦しむ低所得世帯へ5万円を給付
「価格高騰緊急支援給付金」の確認書は11月から送付

 国が創設した新たな給付金「価格高騰緊急支援給付金」は、電力・ガス・食料品等の価格高騰による負担増を踏まえ、特に家計への影響が大きい低所得世帯(住民税非課税世帯等)に対し、1世帯あたり5万円を給付するというもの。対象となる住民税非課税世帯へは11月から千葉市より確認書が届くので対象世帯は郵便物の確認を。
 令和3年度・令和4年度いずれかの住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金(10万円)を既に受け取った方も、要件に該当すれば支給対象となる。
 「価格高騰緊急支援給付金」の対象となるのは「住民税非課税世帯」または「家計急変世帯」に該当する世帯で、重複して受給することはできず、給付は1世帯につき1回限り。
 住民税非課税世帯とは、基準日となる令和4年9月30日において、千葉市に住民票があり、同一の世帯に属する方全員が令和4年度分の住民税均等割非課税である世帯のこと。生活保護受給者、条例により住民税均等割が免除されている方も含むとしている。 
 家計急変世帯とは基準日となる令和4年9月30日において国内に住民票があり非課税世帯に該当しない世帯のうち、予期せず令和4年1月から12月までの収入が減少し、同一の世帯に属する方全員が令和4年度分の住民税均等割非課税である世帯と同様の事情にあると認められる場合だ。世帯全員のそれぞれの1年間の収入見込額又は1年間の所得見込額が、住民税均等割が非課税となる水準に相当する額以下の世帯としている。
 今回の給付額は1世帯あたり5万円で手続き後に、世帯主名義の銀行口座へ振り込まれる。代理人による申請も可としている。必要書類受理後、から約1か月を目安に振り込まれるとのことだが、申請受付開始直後は、多くの申請が集中するため振込までに一定期間がかかることもあるという。
 手続きの方法は、対象となる住民税非課税世帯は11月上旬に確認書が郵送されるので、同封の案内に従って書類を返送する。
なお家計急変世帯は申請が必要としている。
 11月から各区の相談窓口にて当該給付金の制度内容、申請書の記入方法や添付書類等について相談を受け付ける。申請期限は令和5年1月31日(火)まで。
 制度についての問合せ先は千葉市価格高騰緊急支援給付金コールセンター ℡0120・776・090へ。受付時間は午前8時30分~午後5時30分(平日のみ)年末年始(12月29日~1月3日)を除く。


櫻井俊雄物語
千葉の近現代史を創った男の話
第29話「群集心理と転倒事故」

 韓国の首都ソウルの繁華街・梨泰院で先月29日に150人超が死亡する大事故が発生した。ハロウィーンで集まった人々の事故としては、信じられない死亡者数であり、日本人の20代女性も2名が死亡したというから痛ましい。ご冥福をお祈り申し上げると共に、怪我をされた方の早い回復を願うばかりだ。
 群集事故として思い出されるのは、平成13年に兵庫県明石市で起きた花火大会での事故だ。あの時は狭い通路に想定を上回る人々が殺到して事故が発生し、11人もの人が亡くなった。主催した明石市や警備に当たった警察幹部の責任が厳しく問われ、イベントや集会における警備態勢の見直しにつながった。 千葉市民花火大会は平成22年までは千葉ポートパークで開催されていたが、東北の大地震で中止になった平成23年の翌年からは会場を幕張海浜公園に変更して開催されている。会場変更は、明石での事故によるところが大きいと俊雄は指摘している。ポートパークでの花火大会での光景を覚えている人は多い。何につけても整然と行動する日本人の行動様式に驚く外国からの来訪者は多い。しかし、花火大会に向かう人々は警察官の注意にも従わず、車道を歩く、信号は関係ないのオンパレードで、多勢に無勢で警察官もどうしようもない状態だった。まさしく「赤信号みんなで渡れば怖くない」状態だったのだろう。ポートパークだけでなく、ポートタワーから市役所を結ぶ大通りすら車両通行止めにして会場の一部になったほどだから、それだけ多くの人々が楽しみに来場したのだと回想される。
 明石の事故がその光景を一変させた。警察の雑踏警備に対する厳しさが変わったからだ。行事の主催者は十分な警備体制を築いたと思っても、万全な警備を求める警察は簡単には認めない。「万一事故が発生したら責任を」と警察に言われれば従うしかない。警察も事故を未然に防ごうと必死だったはず。関係者による入念な打ち合わせが行われ、来場者が増える見込みの中、会場の狭さや雑踏警備の問題から、会場が幕張海浜公園に変更され、人数制限を設けるため、事前申込制が導入されたが、これはやむをえない。そのおかげで、事故は発生していないし今後も安全に開催されるだろうと、俊雄は見込んでいる。
 渋谷の雑踏警備で「DJポリス」が有名になった。いつもなら、ホイッスルでも鳴らしながら上から目線的に出される警察の誘導が、軽い語り口で楽しげに語り掛け、自然と群集を従わせた見事な警備だ。わが国に世界に誇る警備技術があるのは、誇らしい。
ソウルの惨劇は想像を絶する。狭い下り坂に大勢の人々が押し寄せた。事故の発生を予見できなかったのだろうか。何か対策ができたのではないか。彼の国での警備の責任はだれが負うのか、
わからないことばかりだが、テレビ放映や様々な行事が中止を決めただけではなく、尹大統領が「事態収拾まで国家哀悼期間とする」と発表し韓国の人々に与えた事故の影響も極めて大きい。ただ、事故発生を自覚した現場の人々が倒れた人々の救急救命に動いたことは、群集心理が招いた大事故だとはいえ、魔法が解けたようにやるべきことをやった多くの人がいたことは救いだ。
 今後、事故原因の調査も進み、韓国当局により真相が究明されていくはず。責任の所在もさることながら、平時に起きた大事故の教訓を世界でも共有し、それぞれの国の今後の警備体制の見直しに活かすしかないと、俊雄は考えている。

随想
生きる上での趣味
鎌ヶ谷市・元稲毛小校長 島津幸生

 昔、栄町(千葉市)に「杯一」と言う名のキャバレーがあった。当時そのキャバレーを全国展開し、キャバレー王の異名をとった福富太郎(本名・中村勇志智)と言う人がいた。30年以上前のことだがこの人は美人画を集めていると言うことでも有名であった。
 その福富氏の所蔵品が一昨年、東京駅内のステーションギャラリーで「コレクター福富太郎の眼」と言うテーマで公開された。有名な鏑木清方・伊東深水・上村松園・竹久夢二氏等の美人画があった。彼の所蔵品はこの領域にとどまらず広い内容でビゴーの作品(京都にて)もあった。もうこれは趣味の域を越えていると言って良い。
 趣味と言えば「退職して切手集めを始めました」と言う便りをくれた人もいる。「野菜づくりを始めた」と言う人もいる。この人の場合は趣味と実益をかねているようだ。講談社現代実用辞典にはしゅみ(趣味)①おもしろみ、風雅な味わい②このみ③専門の職業以外に愛好する物事とある。
趣味を分類すると、あくまでも私見であるが、(ア)見る(イ)聞く(ウ)集める(エ)つくる(オ)運動の範疇に分けられる。(ウ)の集めるほど種々雑多なものはなくテレビの「開運なんでも鑑定団」に骨董などいろいろなものが出てくるのでわかる。ジャンルの中の(オ)の運動であるが、趣味としてよりも最初からプロをねらう人もいる。野球、サッカー、テニス、ゴルフ、相撲と億の金が動くので有名だし、頭の運動として将棋、囲碁、チェスもそうだ。趣味が鉄道とか車と言う人もいる。この場合、乗るだけの人もいるが、すべてにわたる人もいる。
 私の祖父は戦前、台湾でゴルフ・弓道を趣味としていた。父は若い時より切手を集めていた。私は父親に似て集めるのが趣味のようだ。
 趣味は人の心を豊かにしてくれるが、集めたものが残り、後で家族が困る場合もある。実を言うと私は趣味の写真で現在アルバムが100冊以上になっている。手塚治虫の漫画もあるがこれは処分の仕様がある。もうひとつ石(鉱物)がいくつもの棚にいっぱいある。共に残すと家族が困るとわかっているのだがアルバム作りは生きがいでもありやめられないのだ。


3面
チバカツカンパニー
千葉の活躍企業訪問記

株式会社アルマ(千葉市中央区)
2003年に設立。障害のある方、高齢者の方が在宅で支援を受けられるよう、ニーズに応じたきめ細かな計画を立て、サービスを提供している。蓬田将博さんは会社員勤務を経て、ご両親の事業を引き継ぐ形で代表取締役に就任した。

 小誌編集部記者・稲しん子が今回訪ねたのは千葉市中央区の「株式会社アルマ」さん。アルマケアサービスとして、障害者や要介護者の居宅介護支援サービスを展開されています。相談支援専門員でもある代表取締役・蓬田将博さんに、福祉のお仕事で大切なことや、大変なことなどを伺ってきました。

障がい者・高齢者に対して
重い責任を負う仕事。
だからこそのやり甲斐もあります。

福祉の仕事で大切なのは利用者が「自立」できること

稲しん子(以下・稲)実は今日、高齢者施設のような場所を想像して来たのですが、
入居者用の個室があるわけではないのですね。

蓬田さん(以下・蓬)そうですね。当社は障害者支援と高齢者支援の両方を行っていますが、いずれも在宅のご利用者さんが対象なので。

稲・ご利用者さんのお宅にヘルパーさんを派遣する形での支援をしていらっしゃる、と。アルマさんへ支援の依頼がある場合、どのような流れになるのですか?

蓬・ご利用者さんが役所に相談に行くと福祉サービスの事業所リストを渡されるので、それを見て連絡してくるパターンが一つ。もう一つは、障害支援は「基幹相談支援センター」、高齢支援なら「あんしんケアセンター」という福祉関係の相談窓口からの要請です。
あとは、病院から「退院後は福祉の支援を入れたいので準備をお願いします」と依頼されるパターン。だいたいこの3つが多いです。

稲・ヘルパーさんは何人くらいいらっしゃるのですか?

蓬・いまは13~14人くらいです。

稲・福祉のお仕事に関わる上で、大切なことって何でしょうか?

蓬・簡単に言いますと、「自立」ですね。助け過ぎると、本来の能力が衰えてしまう。立てる能力があったのに立てなくなったり、何もする気がなくなって、全部ヘルパーさん任せになったりするような事態に陥ってしまわないよう気をつけています。

稲・自分でできる範囲は自分でしましょう、みたいな?

蓬・できない部分だけはヘルパーさんが助けますけれど。できることは自分でというより、一緒に頑張りましょうという感じです。掃除でも洗濯でも何でもいいんですが、ヘルパーさんと一緒にやって、その中のほんの小さい部分だけでもできるところはやってもらう。その積み重ねが、自分で自分の生活をマネジメントしようという意識につながっていくのだと思います。

稲・確かに、人任せで自分では何もしなくなってしまうのは問題だと思います。

蓬・自立とひと言で言っていますが、本来は4つに分類できるんですよ。身体的自立、社会的自立、精神的自立、それと経済的自立。自分でやろうとせず、人に依存してしまうのは、精神的自立に難点があることになります。一日に何十回も電話してきたり、自分宛の文書を「読めない、理解できない」と言ってヘルパーさんに来てもらったりするケースはこれに相当します。

稲・そういう利用者の方とは、どうやって向き合っていらっしゃるのでしょうか?

蓬・基本的には否定も肯定もせず、フラットに話を聞くことを意識しています。共感するのは構いませんし、それは素晴らしいとか、よく頑張りましたとか、言うべき時には言いますけれど。
遠すぎるのはもちろんですが、近づきすぎてもよくないのですよ。

稲・距離感が難しそうですね。

蓬・難しいですよ。ただ、ご利用者さんにとっては経済的自立が最もハードルが高いと思います。自分自身でお金を稼いだり、生活保護や年金をやり繰りしながら生活する能力があるかどうかが問われますから。

自分たちが最後のセイフティーネットだと感じる時

稲・いまの悩みとか、苦労されていることをお聞きしてもいいですか?

蓬・悩みは無尽蔵にありますが(笑)、とりわけ大きいのは人手不足です。障害サービスを利用するに当たっては、「サービス等利用計画」という計画書を役所に出す必要があります。これは当社では私の担当なのですけれど、業界全体の課題として、この計画書をつくる相談支援専門員が少なすぎるんです。依頼が来ても、断らざるを得なかったりする。計画書の作成がこなしきれないんですよ。

稲・それはご利用者さんにとっても深刻な問題ですね。

蓬・はい。計画書を出さないと受給者証も発行されず、先に進めないことになるので。私自身も、限界を超えるくらいまで頑張ってはいるのですが。

稲・伺うほどに大変さが伝わってきますが、
お仕事の中で嬉しいと思うのはどういう時でしょうか?

蓬・単純に、喜んでいただいた時ですね。「ありがとうございました」と、本人からでなくても、ご家族が感謝の言葉を仰ってくれると、よかったと思います。

稲・究極の「人のためになる仕事」だという気がしますが、ご自身で福祉の仕事が向いていると思われますか?

蓬・どうでしょうね。この仕事をしていてたまに思うのは、私たちが最後のセイフティーネットになっているということ。私たちが支えられなくなったら、どうにもならなくなってしまう人が、かなりいらっしゃるのは事実なんです。

稲・ご利用者さんにとっては、生きていく上で必要不可欠なサービスですよね。だからこそ重責でもあるのでしょうけれど。

蓬・そこにやり甲斐を感じる面はあります。
例えば、刑務所を出所した人の面倒を見てくださいというような依頼があるわけです。罪を犯した背景に精神障害や発達障害などが関係してくるので、出所後、ちゃんと薬を飲んでいるかどうか、あるいは通院しているかどうかを、第三者が見守る必要があります。非常に難易度の高いケースなので、他の福祉サービスには断られてしまって、「アルマさん、何とかなりませんか」と持ち込まれてくるのです。

稲・そのようなケースも引き受けていらっしゃるんですか?

蓬・引き受けますね。もう後がない状態でうちに話が来ているのですから。再犯防止という見地からも、誰かが救わないと。

稲・何という奉仕の精神。感動しました。これからもどうか頑張ってください。

◇株式会社アルマ
◇千葉市中央区寒川町1~232
◇℡043・308・0133


稲毛浅間神社の駐車場が有料化

 秋が深まる今の季節、七五三のお祝いを計画中の家庭も多いだろう。稲毛浅間神社(千葉市稲毛区稲毛1~15~10)も七五三詣の親子で賑わい始めているが、参拝者駐車場が改修され、9月16日より有料化となっているので、マイカー利用者は気をつけたい。
 ただし入場から20分までは無料、また祈願を受ける場合は2時間無料となる。 駐車場の通常料金は40分200円。12月31日から1月7日は特定日料金で40分600円。支払いには現金、クレジットカードや電子マネーも利用可能。最寄り駅から徒歩での所要時間は京成稲毛駅からは約4分、JR稲毛駅からは約15分なので混雑時は公共機関の利用も検討を。

住まいの救急社!
漏った、詰まった、壊れたの修理は笑顔で参上
地元のリフォーム工事店(有)マイケン

 今年も寒い冬がやってきます。エアコンやファンヒーターをつけても底冷えがするお宅には床暖房がおススメ。足元からポカポカと温まってとっても快適です。空気の対流もほとんどないのでホコリが立ちません。温水循環式と電気ヒーター式があり、省エネ仕様で光熱費も安心です。二重サッシインプラスと合わせるともっと効果的です。
 新型コロナウイルスの流行で家にいる時間が長くなるこの冬を快適に過ごしませんか?
 寒さが心配なお宅はマイケンに相談してみてください。

社長のひとり言
『生きる』

 日中は本業のリフォームの仕事をして五時半からは副業の居酒屋の仕事を始めました。本業も副業も色々な出会いがあり楽しく仕事をしています。忙しく仕事をした後は充実感を感じ今日一日、精一杯生ききったと感じます、休みの日にボケ~と一日を過ごしているとふっと思いました。何もしていない時は死んでいるときと同じだと。人生たった百年。一日一日の積み重ねです、私の人生は残り僅かですので、その一日を大切にして倒れる寸前の最後まで全速力で駆け抜けて行こうと思っています。 
※連絡先・千葉市稲毛区小中台町1201~14 ℡043・207・7122



2022年11月号4面~5面

4面

秋晴れの下「通町門前市場」開催
 去る10月23日(日)、千葉神社脇の通町公園にて「通町門前市場」が開催され、秋晴れの下、グループや家族連れでにぎわっていた。
「通町門前市場」は通町公園利活用社会実験事業の一環で、「歴史と暮らしを感じる癒やしの通町公園」をテーマに開催されている野外イベント。季節のグルメからショップなど工夫を凝らした出店が好評だ。
 今回は新鮮な地元野菜と勝浦直送の干物の即売会や、茶そばやカフェのケータリング、たこ焼き、綿あめ、射的、輪投げなどの屋台が集まり多くの人を楽しませていた。昔懐かしい「紙芝居」は、終わったとたんに子どもたちから「もう1回見たい」とリクエストが出るほど人気。ほかにも移動図書館、地元名店による和菓子や高級抹茶の販売やワークショップ、インストラクターによるヨガレッスン、アーティストによるアクセサリー販売など、出店はバラエティ豊かなラインナップでイベントを盛り上げた。来場者のなかには、千葉神社での七五三詣の帰りと思われる、晴れ着姿の子どもと親御さんが寄り道を楽しんでいる様子も見られた。
 同日、近くの中央公園ではミュージック&アートフェスティバル「GONJA CHIBA2022」が開催。千葉にゆかりのある若い表現者たちが集い、ミュージシャンによるライブや地元のアーティストによる作品展示販売が行われていた。イベント同時開催の効果もあってか中心市街地は普段の週末よりも人出が多かったようだ。


「ちば富士見屋台横丁」ではしご酒
11月25日(金)26日(土)27日(日) 土日は昼から開店し家族連れにも期待

千葉市ナイトタイムエコノミー推進支援制度を活用し「街を元気に!」
千葉駅前大通りの非日常空間を楽しんで

 11月25日(金)~11月27日(日)にJR千葉駅東口前から中央公園や中心商店街に至る千葉駅前大通りの歩道(中央公園プロムナード)に20台の屋台が登場する。富士見町・栄町・中央町への周辺回遊ルートの要所となるこの場所に、地産地消を意識した屋外飲食店舗を設置し、福岡の中洲のような賑わいと、中心市街地への人の流れを創出する取り組みだ。
 将来的には屋台を常設化し千葉市の新たな名所を目指すという。また今後、新型コロナウイルスが収束し中央公園を中心としたイベント等が再開される際には連携も期待されている。
「ちば富士見屋台横丁」は、千葉市が実施する地域経済活性化及び夜間における賑わいの創出を目的とした「千葉市ナイトタイムエコノミー推進支援制度」を活用し「r-223」が主催するイベント。「r-223」とは「この街をもっと元気にしたい」という思いから2006年に立ち上げられた民間団体で、富士見町を拠点とする経営者や企業で構成されている。    
 千葉駅前で中洲風屋台が楽しめると好評の「ちば富士見屋台横丁」は今回で8回目を迎える。開催日時は2022年11月25日(金)16:00~22:00、11月26日(土)12:00~22:00、11月27日(日)12:00~20:00。土日は昼間からの営業とあって家族連れも増える見込み。
 千葉市を代表するナイトカルチャーかつ新たな名所となるか、今後も注目したい。各屋台ではコロナ対策が実施されているので感染防止に協力しながら、非日常の空間ではしご酒を楽しんではいかが?   

新連載 ローカル小説
「退屈な人」前編 草野くれよん

「行ってきます」
「行ってらっしゃい、高志さん」
 出勤のため家を出る夫をいつものように見送ると、千夏はすぐにいつもとは違う行動を取り始めた。
身の回りのものをカバンに詰める。必要最低限の生活用品と財布、結婚前から持っている自分名義の預金通帳。いまはこれだけでいい。仮の支度としては十分だ。
 この朝、千夏は高志から逃げる───ことになっていた。
 流れで、そうなってしまった。実際には、逃げる必要などまったくない。夫婦仲は円満そのもの。高志は穏やかな人柄で、大声を上げたことすらない。一流企業に勤め、毎日酒も飲まずに真っ直ぐ家に帰ってくる。欠点らしい欠点もない。強いて言えば真面目すぎて退屈な人物であることくらい。だがそこが大きな問題だった。
 千夏は自分の夫が退屈な人物であることが悪いとは思わなかったが、美点であるとも思っていなかった。「あの人のご主人、退屈な人なんですってよ」ご近所の奥様方からひそひそと噂され、陰で嗤われていたらどうしようと思う。破天荒まで行ってしまうとそれはそれで困るが、ちょっとくらい教科書通りではない部分があれば、人生の良いスパイスになるのにと思うのだ。
 退屈な夫の教科書的な日常に、タバスコ的なピリッとした非日常を一滴垂らしてみたらどうなるだろうと想像すると、千夏はワクワクが止まらなくなるのだった。
「その旦那、大丈夫? おかしいよ絶対。捨てちゃった方がいい気がするけど」
 そう勧めてきたのは、SNSで知り合った「友達」だ。ナミコという名前以外、住んでいるところも知らない相手だが、ふとしたきっけからダイレクトメッセージのやり取りをするようになり、いまではかなりプライベートに立ち入った相談までする仲だった。
 ナミコはどうやら千夏より少し年上の主婦で、夫の浮気に悩んでいるらしい。興信所に調査を依頼したいが費用に不安があるとか、法テラスに相談してみたが当たった弁護士が離婚問題に強い人ではなくて困ったとか、シリアスな話題を隠さずに書いてくる。
 千夏は自分だけが平穏そのものの結婚生活を送っていることに何となく申し訳なさを感じ、「私も旦那が変人で困ってる」と調子を合わせた。するとナミコはどのような変人なのか、根掘り葉掘り聞いてくるようになった。後に引けなくなり、「ダンゴムシをガラスケースに飼って繁殖させている」「女装の趣味がある。スカートや化粧品を隠しているのを見つけた」「ラーメンの食べ歩きに無理やり付き合わされる」などなど、架空の嫌悪や被害をでっち上げた。昨夜、「私に腹踊りをさせた動画を撮り、ネットにアップしようとした」と報告したところ、ナミコが激怒し、「天罰が下るレベルの変態じゃないか。逃げなさい。できるだけ早く家を出ろ」と強く背中を押してきたのである。
 家出か。ちょっと面白そう。
 高志が退屈な夫でなくなってほしいという要望を叶える方法としては、まったく適切ではなかったが、千夏は面白さを優先する欲望に勝てなかった。
「でも、どこへ逃げたらいい? 行く当てがないんだけど」
「実家は?」
 千夏は新潟の金属工場経営者の娘だったが、両親とも早死にし、弟が会社を継いでいる。千葉からはちょっと遠いし、もう10年近く帰っていないし、いくらなんでもこんな茶番の失踪劇に愚直な性格の弟を付き合わせるわけにはいかない。
 実家には頼れないと言うと、「旦那の両親を味方に付けられない?」と返ってきた。高志の実家など、自分の実家よりさらに行きづらいではないか。一人で顔を出せば怪しまれるだけだし、あなたの息子さんは天罰が下るレベルの変態ですなどと嘘を訴えることもできない。そんなことをしたら大騒動になってしまう。 12月号へ続く

著者 草野くれよん
稲毛生まれ、稲毛育ち、稲毛在住。筋金入りの稲毛者。好きなパンはマロンド。好きな芸能人はマツコ・デラックス。好きなお菓子は万祝餅(まいわいもち)。愛読書はもちろん稲毛新聞。


5面
全世代の交流場所を目指して
新たな地域コミュニティー拠点「くるみplus+」オープン

 来年春の本格的始動に向け、9月から実証実験を兼ねて磯辺1丁目にオープンした「くるみplus+」。要支援対象の半日型デイサービスをメインに、今後はさまざまな地域活動の拠点となる予定だ。「くるみplus+」という名称は、地元で愛されて続けてきた同じ敷地内の地域活動支援センター「くるみ」に由来している。
 運営母体の㈱ヘルパーリンクは、高齢者のお困りごとなど介護保険外サービスに対して、近所の登録サポーターが駆けつける「ヘルパーリンク」というマッチングサービスで実績を積み上げてきた会社。2019年に千葉市で開始後、ニーズが増え続け現在は船橋市にまでエリアを拡大している。利用開始前に利用者とサポーターと会って、
人となりを理解した上でマッチングさせることから、昔ながらのご近所づきあいなど対価以上のものを生み出してきた。代表、樋谷祐希(ひだにゆうき)さんによれば、この事業を通して知り合った人たちが「くるみplus+」の立ち上げにも協力しているという。
 介護認定者のなかでも特に多いのが要支援1と2で、一部介助が必要でも日常生活上の動作がほぼ自分でできるため、使える介護サービスが少ないのも課題だった。そこで「くるみplus+」は要支援を対象に1日3時間程度利用できる「通いの場」として、健康維持・促進や身体機能の低下を予防、地域交流を目的につくられた。対象エリアは近隣の千葉市美浜区磯辺、真砂、高浜、高州、打瀬付近。また、介護認定を受けていない人でも1回あたり3300円で利用できるという。
「くるみplus+」のコンセプトは食。「食でつながるミニデイ」をテーマに、管理栄養士による旬の食材を使った手づくりのランチを提供。食材はスタッフが育てた野菜や、飼育している鶏の卵など、鮮度や安全性にもこだわっている。「食事を作るのが面倒でお弁当やインスタントばかりという方、独食で寂しい方は、ランチだけでもぜひ利用してもらいたい」と話す。
 メインのミニデイサービスの特徴は自由度が高いこと。健康チェックや体操は毎回実施し、それ以外の時間はお茶飲みおしゃべり会、フットケア、ハンドケア、足湯サロン、ものづくり&手仕事クラブ、スマホで脳トレ、スマホ教室、みんなで買い物ツアー、健康相談など利用者それぞれがやりたいことができる。さらにオプションで各種パーソナルケアも受けられ、通うことが楽しみになる工夫も。「特に認知症予防には人との触れ合いは欠かせません。運営スタッフには看護師や介護経験者もいますので安心して通ってください」と樋谷さん。また、利用者やご近所の人が困ったことがあれば何でも相談できる窓口として使ってほしいとのこと。内容によってヘルパーリンクのサポーターや提携している専門業者へ取り次ぎをしてくれる。
 支払いには専用ICカードを導入。ポイントを貯めたり現金チャージも可能で、食事や商品購入に使用できるほか、子どもはお手伝いでポイントを加算して商品と交換できるユニークな仕組みもあり、新たな地域通貨としても注目したい。
 建物は介護施設というような大掛かりなものではなく、2階建ての一軒家をスタッフがDIYで内装を手掛けているので、まるで近所の家にお邪魔しているようなアットホームな雰囲気だ。中心となるスタッフは主に30代。元気で明るく、優しく接してくれる。 今後はここを拠点として、ショップ、駄菓子屋、居酒屋、子ども放課後スクール、一箱本棚、農業体験、スマホ相談所、子育て世代の居場所、障がい者ワークホームなどを展開していく予定。一般的にこのような地域活動はそれぞれの場所で行っていることが多いが「くるみplus+」では、すべて一か所で実施していくという。地域づくりから福祉まで、人が関わる間口を広げることで世代関係なく立ち寄る場所になってほしいとの思いだ。
 多様な人が集まれば集まるほど、シニア世代が得意分野を生かして活躍する場など新たなアイデアを思いついたり、人と人をつなげることで地域に必要な活動が生まれると樋谷さんは考えている。「私たちがやろうとしていることは特別なことではなく『近所にこんな場所、こんなサービスがあったらいいなあ』を一つずつ実現して、より住みやすいまちになるようお手伝いすること。全世代がミックスするような交流場所が理想ですね。まずは磯辺でモデルをつくって同様の拠点を千葉市内へ展開したいと思っています」と意欲的だ。
 ご近所付き合いが減っている現代に、地域に拠り所をつくり住民同士が触れ合う機会を増やすことは、高齢者の安心や生きがいにつながるだけでなく、まちの魅力アップや防犯、スペースの有効活用で空き家対策にもなるだろう。そして「くるみplus+」に集う人が今後の活動の肝になっていく。
「くるみplus+」では、ミニデイサービスの利用者を募集中。施設見学希望者は電話で050・5530・1405まで連絡を。


随筆
思い出の秋の日
吉成庸子

  日、一日と秋が深くなるのを感じているここ何日かだ。
 少し前の休日珍しくいすみ市へ数人の友人と出かけた。太東岬の灯台の近くの丘へ登り、はるか向こうまで続く海を観ているうちに、儀ちゃんが他界する一年位前に、一宮町で町会議員をしていた志田延子さんの軽自動車に乗せてもらって私の希望もあって、岬方面を回ったのだった。
 私は子供のころからとても可愛がって頂いた青木半治小父さんが、お亡くなりになってしまったがこの地のご出身と聞いていたので、ぜひ訪ねてみたかった地だった。
 青木さんは儀ちゃんとの結婚の時父親替りをして下さった方だ。岬めぐりの途中で偶然、鰯祭りにおいでになっていた当時の九十九里町長の川島様や県庁の方々にお会いした。
 皆さん輪になって、豊かな海の幸をつまみに酒盛りをしていた。誘って頂くままに儀ちゃん以下私達も合流させて頂いた。「私は昼は酒は飲まないんですけどねえ」なんて言いながら儀ちゃんは最初はビール、次は日本酒と気持ち良さそうにどんどん呑んだ。 そして川島様始め皆さんとそれは楽しそうにしゃべっていた。海の香り、秋の陽の下、思いがけない知り合いの方々とのぐうぜんの酒盛り、儀ちゃんにとってはめったに無い楽しい時間だったのだろう。亡くなる前に何度か口にしていたものだ。あの日はまだまだ居残りしたそうな儀ちゃんをせきたて、志田さんの車に乗った。志田さんは結婚後全盲になってしまったご主人と二人のお子様を育てがんばってきた人。残念にもご主人は他界されてしまったが、なかなかのがんばり屋さんなので、儀ちゃんがけっこう目をかけていた。
 庭仕事の好きな儀ちゃんが休日一人で草取りをしていると、突然志田さんがやって来て一緒に草むしりをしてくれた事もあったっけ。そんな理由で、一人でがんばっている志田さんになにかと声をかけてあげていた。
 鰯祭りの場に心を残しながら予定通り「えびす家」さんに行き、儀ちゃんの念願のぶりの甲煮を食べた。旧山田町仁良出身だが中学校は銚子商業。魚大好きだったが、なかなか料理下手な私には彼の満足する料理は出来なかった。だから儀ちゃんは「お母さんの料理は作るんじゃなくて、並べるだけだね」とか、「お母さんの作るカレーライスはゆでるんだねえ」と皮肉ばかり飛ばしていたっけ。
 そんな儀ちゃん大好物の「ぶりカマ」をたっぷり食べて、ご満悦。また志田さんの車で帰途に着いた。山道、グッタン、グッタン、車は大きくゆれて身体が前後左右に動く。志田さんが気をつかって「すいません。車も運転も悪くて」と言った。儀ちゃんが「なあに軽はいい車ですよ。私も支店長の頃はカローラに乗ってお客様回りを毎日してたもんですよ。運転も私は非常に荒っぽかった。この位のゆれは、平気、平気」と上機嫌だった。
 少し昔のそんな一日を思い出しながら、目の前にひろがる広い広い海をいつまでもながめていた私だ。志田さんは今月議員を引退した。儀ちゃんが生きていたら、長い間ご苦労さんと言ってあげただろうに。



2022年11月号6面~8面

6面
先月のアンケートテーマ「我が家の節約術」

 先月のテーマは「我が家の節約術」でした。日用品や光熱費の値上がりが続くなか、みなさん、毎日の生活のなかで工夫して節約に励まれているようで、編集部でも参考にさせていただこうと思っています。

食費・水道光熱費・ポイント活用

◎買い物や食費
雨の日は買い物に行かない(転んだら大変)。あるものを工夫して食事を作る(小仲台・宮本ひろ子)。暖房温度を毎年の温度より1、2℃低めに設定する。スーパー等に買い物に行く時は値段を良く見てなるべく安い物を購入する。年金生活ですので生活必需品以外は購入しません(例・衣装類)(浜野・柳澤載光)。食材を破棄しないように使い切るようにしています(稲毛東・西村くみ)。①買い物は週2回(原則)ポイント多い日②飲料はスーパーの安値の2L程度を買う③2回程度で食べ切る分に限定(高洲・宮川一郎)。まず食費から節約します。新聞のちらしを見て特売品、タイムサービスで献立を決めます。光熱費は早寝早起きでテレビも好きですがラジオを多く聴くようにしています。娯楽費は家でラジカセでカラオケを歌っています(長沼・吉田友子)。食費は電子マネーで5%割引デーにまとめ買い(高洲・寺阪和久)なんと言ってもまとめ買いです。あと、夕方位からの値下げ品を買ったりしてます。お刺身など食べたい時に遅く行くとなかったりして残念な事もありますが!(みつわ台・ぼくちゃん)。食品はスーパーで特売品を優先して買う(園生・丸山宗男)。買い物回数を少なくして食材が完全になくなってから買い物に行くようにしたら結構楽しく節約できてますよ!食品ロスもなくなってきてます。エコと節約が同時に実践できてます。見回してみたら無駄って結構多いことに気づくもんです(小中台・福田雅之)。特売のチラシ見て買い物してます。ゴミ袋節約でリサイクルトレー等スーパーに出すようになりました(穴川・川上美恵子)。食費に関しては1人暮らしなので1つの食材を天ぷら、煮物、酢の物と買ったらすぐ2、3種のおかず用に調理。又冷凍してあとでも楽しめるように工夫。調味料は例えばサラダの時はオリーブ油、塩、コショウ、ポン酢で味付け。サッパリして美味しい。そばつゆはみりん、しょう油、水でOK。色々と取り揃えない様あるもの工夫している。光熱費では電気代が高いのでご飯は土鍋でガス利用。3~4回に分けタッパーに。テレビは1日3時間位と決めて夜9時就寝。番組はチェックして見るべし。娯楽費は交通費高いのでバスに乗らず往復(片道20分)健康の為ゆっくり転ばぬよう駅まで歩き、新聞記事のイベント。おすすめコース(タウンウォッチング)3~4カ所巡り1日の楽しい小旅行で帰宅してからも思い出に浸ります。普段入らない洒落た喫茶店でお茶するのは至福のひととき。2~3カ月に1回は東京へ(萩台・小出伊佐子)。冷蔵庫の中があまりにゴチャになって来てるので食品の買い方に気を付けるようにしました。野菜や肉、魚などある程度使い切ってから少量ずつ買い足す方法。料理する量もその日1日で食べ切れるように注意。これだけで冷蔵庫の中は風通しが良くなり同じ物を何日も食べる必要もなくタッパーの中で腐ってる事もなくなりました。もちろん金額的にも節約になりました(小仲台・菅野啓子)。ペットボトルのお茶は500mlを(外出時)買っていましたが2Lのものを買って小分けにして出かけています(小仲台・竹垣昭久)。

◎水道光熱費
テレビCMで水道代、ガス代が節約できると謳っていたシャワーヘッドを購入しました。まだ購入して数か月しか経っていないのでどれ程の効果かわかりませんが商品代以上の節約にはなって欲しいなあと期待しています(稲毛東・もち太郎)。光熱費は、こまめに電気を消してます(高州・寺阪知子)家の電気やガスの契約は最低限のにして、冷蔵庫が空になるまで残り物で料理(高洲・原隆子)。使わない電気はこまめに消すことにしています。風呂は間を開けずに入ってしまいガス代を節約します。紙ゴミやペットボトルはゴミとして出さずスーパーの回収に出してポイントとしてもらい少しですが還元しています。ネット上でのポイ活も欠かせません。株主優待での金券なども節約にはピッタリです。株を買わないで金券屋で入手することもできます(高洲・小坂孝一)。節水のため風呂の残り湯を洗濯に使います(園生・関恵美子)。隣にある美浜いきいきプラザで毎日シャワールームで体を洗う(高洲・竹内忠男)。夫婦二人なので、風呂の水交換は2日に1回としています(園生・関直康)。電気量は夜間を活用し消し忘れ等を注意して節約しています(六方・泉谷正誼)。着る毛布にくるまって暖房費を節約するぞ!(高浜・富田晃道)。水は出来るだけ水圧を下げ小まめに止め、電気はやはり必要最小限に使用するようにしています(あやめ台・杉崎勝)。こまめに電気を消したりエアコンの設定温度を調節したりというオーソドックスな節約に加えてポイントを上手く活用しています。ポイントが多くつく日にまとめて買い物するなどして節約に頑張ってます(幸町・大浦穂乃香)。

◎ポイント・懸賞
ポイントや割引券をできるだけ使う事とスマホ使用料を抑える為動画やネット検索などはパソコンを使います(小仲台・田渕良子)。品物により店を替えることとポイントの付く店にする。ポイントの高い時にたくさん買いポイントで品物を買ったりしている(四街道・粟村道生)。ポイントを貯めています。今ほとんどの店で独自のポイントカードなどがありますので、その中でも最も効率よく貯まるポイントを選んで貯めています。こうして現金をできるだけ使わないようにしています(穴川・田村秀二)。買い物時にイオンのアプリクーポンやマツキヨのクーポンを使うなどして工夫」あとシャンプーなどの詰め替え用も大入り袋を購入。シャンプー時にリンスinシャンプーを使いドライヤーで乾かした後ヘアトリートメントを使用(リンスを使うと水道代の無駄になるので)(高洲・岩上久美子)。懸賞応募をうまく活用して節約に励んでいます当選に期待しています♪(高洲・小林麻美)。子供の頃から懸賞好きで色々と応募し商品をゲットしています。今までの最高はサイパン旅行です(みつわ台・黒沢博子)。

◎その他
娘、孫、私3人で手持ちの洋服を譲り受け交換し楽しんでいます。節約??(高洲・戸沢恵子)。最近すべての物の値上がりで大変です。皆さんの節約術を知りたい(あやめ台・一森万亀美)。仕事上2万歩弱の遠距離往復ですが、途中低価格の店にお世話になってきました。しかし一斉値上げに驚いております(検見川・荒木昭治)。年金暮らし今年は又支給額が減額されました。パーマをかけていましたがカットのみに。外食を中止。旅行を減らす。楽しみが減るので金のかからない楽しみを見つけなければ…(六方・阿部ちい)。使っている物が完全に終わったり壊れるまで次の物は買わない。使わないコンセントは全部抜く。外食せずにお持ち帰りにしたり、買い物には小さめのマイバッグを持っていくようにしています(高洲・原國臣)。回る寿司 コロナだからとがまんして なれぬ手付きでみずからにぎる(あやめ台・藤原健次)。値下げになっている商品をなるべく買う様にしています(小仲台・マッキー)。我が家の金庫番の妻は値引き札の商品を探すのが得意です(高洲・市川豊和)。保険の見直し、早寝早起きかな(黒砂台・中村博之)。我が家はいろいろな節約を実践しています。①業務スーパーで買いだめし小分けで冷凍②自動販売機で飲み物を買わない。家では麦茶パックで麦茶をつくり外出時は水筒持参。清涼飲料は砂糖が多く含まれるのでダイエットのためにも飲まない③トイレのタンクにペットボトルを入れて1回に流す水の量を減らす④光熱費、買い物などすべてクレジットカード払いにしてポイントを貯め年間で数万円になる⑤マイナポイントは家族全員分を申込み数万円ゲット。生活費の足しに⑥電車バスを使わず歩けるところまでは歩く。健康にもいいし一時間くらいは平気。(高洲・かーちゃん)
※一部抜粋して掲載

グルメ応援キャンペーン 当選者にクーポン届く

「千葉市グルメ応援キャンペーン」の当選者にクーポンが届いた。このキャンペーンはコロナ禍で影響を受けている飲食店の需要回復を図るため利用を促進する取り組みだ。事前に登録された飲食店において飲食代の半額分に最大5千円利用できるクーポン(500円×10枚のセット)を、宿泊施設利用者に500円で販売するほか、市民を対象に抽選で10万名にプレゼントするという内容。市民向けクーポンの応募受付は令和4年9月30日で終了し、抽選結果は10月後半にメールかハガキで知らせている。当選者へのクーポン発送は10月末までに到着するとのことだが、郵便事情により配送が遅れる場合があるという。利用期間は令和4年11月1日(火)~令和5年2月28日(火)。表紙に氏名記載の本人のみ利用可能、譲渡不可。利用前の切り離しは無効など注意点や利用時のルールがあるので当選者は気を付けたい。


7面

●今時の近所付合い 
 最近お隣にあるご家族が引っ越してきた。
一応挨拶はされたが、世代が違うためなのか以後は関わりなし。我が家の周辺には5軒の戸建て住宅が共通の私道に面して建っているが、互いに無関心な感じで挨拶すらしない人もいる。これが時代なのかもしれないが、もし大きな災害などが起こった時に助け合えるのか不安になります。
 (稲毛区・還暦前)

●稲毛新聞が面白い
 
 稲毛新聞10月号に歌手新浜レオンさんの特集が載っていて面白かったです。稲毛新聞は昔から読んでいて、千葉の地域のニュースや政治関連の記事が多くやや堅い印象でしたが、芸能人の記事もあるのかと嬉しくなりました。新浜レオンさんも千葉出身、私の好きな小島瑠璃子さんとかも取材してくれたら嬉しいです。
(穴川・主婦18年目)

●家計は大変

 いろいろなものが値上げされて家計はとても大変です。外食もずっと控えていますし、贅沢をしなくても日常的な食品や調味料が次から次へと値上げが続き悩まされています。
 我が家は育ち盛りの子どもが3人いるので、なんといっても食費が大変。部活もやっているし、しっかり栄養を付けてあげたいというのが親心。パートしたり節約してがんばっているつもりですが、スーパーに行く度に溜息が出ちゃいます。先月号のアンケートは我が家の節約術でしたので、みなさんがどのような節約をしているのか11月号を楽しみにしています。
 (高洲・ある市民)

●コキア蘇我号
 
 10月に家族で特急「海浜公園コキア蘇我号」に乗って国営ひたち海浜公園へ行ってきました。地元の蘇我駅から茨城県ひたちなか市の勝田駅まで直通で行けてとても便利です。途中で珍しいスイッチバックも経験したり、いつもの自動車の旅とは違ったおもしろさもありました。国営ひたち海浜公園ではコキアが見ごろということでしたが、もう後半に差しかかっていたのでグラデーションがキレイでした。
   (中央区・T)


●クイズ楽しみ
 
 新しい漢字クイズは難しいですが、答えがわかるとうれしさ倍増です。
(稲毛東・西村くみ)

●クオカード

 以前、稲毛新聞のクイズでクオカードが当たりました。ありがとうございました。何に使おうかなと悩みましたが、せっかくなので、孫とコンビニに行って「好きなお菓子やスイーツをなんでも選んでいいよ」と言ってあげました。孫たちの喜ぶ顔を見られて幸せです。私にとってもたまの贅沢となりました。         (匿名希望)

●稲毛の時計屋さん

 今月の人の記事で稲毛の時計屋さんが出ていましたよね。とても懐かしかったです。以前、私は稲毛駅近くに住んでいて、たまに時計の電池交換に行っていたのですが、数年前に引越してからはずっとご無沙汰していました。先日、稲毛新聞を読んで、大塚時計店さんがまだ元気で営業していらっしゃることを知り、うれしくなりました。また機会があれば伺いたいと思います。こういう情報はありがたいです。これからも地元密着の記事を楽しみにしています。
  (千城台・さち)

●みなさんからのご意見をお待ちしています。読者の声への投稿はハガキ・FAX・メールで。


8面
◎工房沙羅 手作り作品展示即売会
ファッション小物やアクセサリーなど魅力的な手作り作品を展示即売
▼日時:2022年11月28日(月)~11月30日(水)10:00~17:00▼場所:街角ギャラリーどち(千葉市中央区汐見丘町16-13タリアセン汐見/JR西千葉駅より徒歩7分)▼問合せ:こっとん来夢/℡043-243-3050

◎千葉県立美術館
江口寿史イラストレーション展 
彼女―世界の誰にも描けない君の絵を描いている―
▼会期:現在開催中~2023年1月15日(日)9:00~16:30 ※入場は16:00まで※休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し翌日休館)、年末年始(12月28日~1月4日)▼入場料:一般500円(400円)高・大生250円(200円)※( )内は20名以上の団体料金※中学生以下・65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料※人数制限を行う場合あり※前売り券なし。当日現地にて現金のみでの販売。クレジットカードやICカード不可▼場所:千葉市中央区中央港1-10-1▼問合せ:℡043-242-8311

◎千葉市美術館
新収蔵作品展―現代美術の作品を中心に
「千葉市を中心とした房総ゆかりの作家・作品」と「1945年以降の現代美術」から、2021年に市内で開催された「CHIBA FOTO」(主催:千の葉の芸術祭実行委員会)や、国内外を巡回した「ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開」の出品作をはじめとする現代美術のコレクションを展示▼会期:2022年11月12日(土)~12月25日(日)※休館日:12月5日(月)※休室日:11月21日(月)▼観覧料:一般500円(400円)/大学生400円(320円)/小・中学生、高校生無料※( )内は前売券、および市内在住65歳以上の料金※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料※「ブラチスラバ世界絵本原画展」の観覧者は無料※本展チケットで5階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」も観覧可。※割引の併用不可▼場所:千葉市中央区中央3-10-8▼問合せ:℡043-221-2311

◎よみよみの会
朗読アラカルト「春待ち月の夢」
▼会期:2022年12月6日(火)14:00~15:30▼KKDuo(千葉市中央区本千葉町1-11アクアタワー38(旧千葉中央ビル)3F※ホテルバリアンそば▼参加費:500円(フリードリンク代)当日払い▼定員:20名(先着順・事前申し込み要)▼岡本かの子、宮部みゆき、三浦哲郎、田中小実昌などの作品を聞いて楽しんでもらう。電子ピアノによる演奏コーナーもあり▼申込先:事務局℡090-3501-7103/FAX043-376-9282(氏名、連絡先記入)▼主催:よみよみの会・後援:千葉市

◎泉自然公園もみじまつり
各種イベントの開催や、キッチンカーの出店も行いますので、ぜひお越しください。15種500本のカエデをはじめ、カツラ、ケヤキ、イチョウ、コナラ、ハナノキなど約80種の樹木が紅葉します。5つの池周辺やもみじ谷、紅葉園などが主な見どころで、いずみ橋は絶好の撮影スポットとして有名。フォトコンテスト、ノルディックウォーク、もみじめぐりウォーキング、クラフト講座なども開催。
▼会期:2022年11月15日(火)~12月4日(日)▼料金:各イベントに参加する場合は参加料、駐車料金普通車400円▼開催場所:泉自然公園(千葉市若葉区野呂町108)▼問合せ先:℡043-228-0080

◎ギャラリー古島
―甦る布の世界―
上村勝子・優子 凛の一衣展
服 纏う人の心を写す鏡「素材を楽しみ 色を楽しむ こんな時だから安心を纏いたい」繊細で丁寧な縫製技術で群を抜く鹿児島県在住の上村勝子・優子のしごと展。
普段着からフォーマルまで、どんなことでもご相談くださいませ。
▼会期:2022年11月5日(土)~11月15日(火)※11/10(木)休廊▼出品品目:コート、ジャケット、ブラウス、スカート他、布地など。オーダー・リメークご相談承ります。
▼場所:千葉市中央区春日2-25-11古島籐家具店2階(JR西千葉駅西友側徒歩1分)℡043-243-3313

今月の人

台風被害・コロナ禍を乗り越え人気スポット再び
株式会社パティネレジャー 関東事業部
アクアリンクちば
支配人 井上 陽介 さん(40)

 千葉市の人気レジャースポットの一つ「アクアリンクちば」は、新港クリーン・エネルギーセンターの余熱を利用した施設で、アイススケートリンクだけではなく温水プールやレストランも併設されている。指定管理者の㈱パティネレジャー(本社:東京都豊島区)は全国におけるスケートリンクの設計・設営から運営管理まで手掛ける会社。今回は同社の関東事業部に所属し「アクアリンクちば」の支配人を務める井上陽介さんに話を伺った。
「子どもからシニアまで、世代を問わず年間を通して楽しめる場所です。何十年ぶりにやってみたら、また夢中になったというリピーターさんもいらっしゃいます」と井上さん。就学前児童から大人まで、幅広い年齢層を対象としたスケート教室も好評だとか。また「アクアリンクちば」は、国際規格リンクとしてプロの競技者も利用する質の高い施設で、関東フィギュア選手権大会など、さまざまな競技会が開催されるほか、幕張でアイスショー開催時には練習会場として使われている。
 井上さんは北海道苫小牧の出身。学生時代は、氷上ならではのスピード感とプレーの激しさに魅了されアイスホッケーに打ち込んでいたという。大学進学時に埼玉へ移り住んだ後、社会人になってからも地元チームに所属し、当時、通っていた川越のリンクを運営管理していた今の会社から声をかけられて入社したのが15年前だった。
 スケートリンクの設営にも携わり全国を飛び回っていた井上さんが、「アクアリンクちば」に配属されたときのこと。「北海道ではスケートリンクと言えば競技用だったので、娯楽施設というイメージがなくて…。みなさんが靴を借りて楽しそうに滑る姿を見てカルチャーショックを受けました(笑)」と振り返った。
 支配人に就任したのは2年前。現在は管理業務のほか、リンクでのパトロールや接客なども積極的に行い、現場で生の声を聞く機会となっている。そのなかでも「楽しかった」「また来たい」と声をかけてくれる利用者の笑顔にやりがいを感じると話してくれた。ファンも多く地元で愛され続けてきた「アクアリンクちば」だが、3年前の台風では大きな被害を受け休業期間が続いたことも記憶に新しい。さらにリニューアル後はコロナ禍に見舞われ、閉館や営業制限を余儀なくされたが、最近はようやく以前の賑わいを取り戻しつつあるという。
 フィギュアスケートは華やかで注目を浴びる競技であることから、スケート人口を増やすには地元からのスター選手誕生に期待したいところだ。しかし県内には競技者が練習できるリンクが少ないことが課題で、競技者にとって「アクアリンクちば」は貴重な練習場所にもなっている。「一般の方、競技者、双方がバランスよく利用でき、かつ安全で使いやすい施設であり続けるためにリンクの質の管理にも最善を尽くしています。これからシーズン到来に向けて、ぜひ多くの方にスケートの楽しさを体験してほしいです」と呼びかけた。
◇アクアリンクちば◇千葉市美浜区新港224-1◇℡043-204-7283

編集部のつぶやき

 最近著名人の訃報が続き切なくなる。三遊亭円楽さんにアントニオ猪木さん。ドリフターズの仲本工事さん。何れの方たちも昔からテレビでよく観ていたから余計に…。円楽さんは「笑点」で楽太郎の時代から応援していたし、仲本工事さんは多くの子どもがそうであったであろう「8時だよ!全員集合」で毎週観ていた。そしてプロレスファンであった私にとってアントニオ猪木(あえて敬称略)は強い男への憧れでもあった。
 私が中学生の頃、金曜日の8時は女子の大半が「3年B組金八先生」、一部の男子が「太陽にほえろ!」、そして多くの男子が「ワールドプロレスリング」を観ていた。我が家には当時既にビデオデッキがありプロレスを録画して「太陽にほえろ!」を観ていた数少ないW視聴派だった(笑)。土曜の朝(当時まだ土曜日は学校だった)は「昨日猪木の卍固め凄かったよなあ」や「テキサス刑事はやっぱカッコイイよ」「私はトシちゃん派」といった会話が飛び交っていた。石原裕次郎さんが亡くなった時もそうだったが、今回の猪木さんの喪失感は大きい。今の時代の子どもには憧れの大スターみたいな存在はいるのだろうか… (M)


有限会社稲毛新聞社
〒263-0043
千葉県千葉市稲毛区小仲台2-5-2-1001
TEL.043-256-4414
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